最低賃金、24県「目安」超え 全国平均1004円、43円増―8都府県で大台、物価高背景 2023年08月18日18時38分配信 中央最低賃金審議会の小委員会に臨む委員ら=7月28日、厚生労働省(資料写真) 2023年度の都道府県別最低賃金が18日に出そろい、時給の引き上げ額は24県で中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)が先月示した「目安」(39~41円)を上回った。物価高や人手不足を背景に賃上げ機運が高まり、厚労省が同日発表した全国加重平均額は43円増の1004円。時給が1000円の大台を超えたのは前年度の3都府県から8都府県に増えた。新たな最低賃金は10月1日以降、順次適用される。 人口流出に危機感 最低賃金、大幅底上げ 引き上げ額が最も大きかったのは47円の島根と佐賀で、目安を7~8円上回った。島根は857円から904円、佐賀は853円から900円に上がる。物価高で生活が厳しくな