12月2日、SEMIは2008年世界半導体製造装置販売高が28%減と予想。写真は台湾積体電路製造(TSMC )の12インチウエハー。07年1月撮影(2008年 ロイター/Richard Chung) [ロンドン 2日 ロイター] 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は2日、2008年の世界市場での半導体製造装置販売高が前年比28%減の309億ドルになる見通しと発表した。世界経済の悪化により半導体セクターの低迷が長期化するとしている。 09年も21%減少すると予想。その上で、過去のトレンドに基づけば、10年には31%増へ回復するとの見通しを示した。 SEMIのマイヤーズ最高経営責任者(CEO)は声明で「世界経済が悪化する中で事業のトレンドを判断するには視界不良か、まったく見通せない状況。従って2010年の見通しはこれまでの業界の回復パターンに基づくものだ」と述べた。
米SIA(Semiconductor Industry Association)の発表によると,2008年9月における半導体の世界売上高は229億7000万米ドルだった(3カ月の移動平均値,以下同)。対前月比でわずか1.1%の増加に,対前年同月比でも1.6%増に止まり,市場の統計でも半導体の減速がはっきりとしてきた。
SIA会長のGeorge Scalise氏は「8月も,パソコンと携帯電話の需要が好調だった」と説明する。しかし,DRAMとNAND型フラッシュ・メモリーの継続的な価格下落が,半導体市場全体の成長を鈍らせているという。メモリー製品を除いた場合,半導体の売上高は前年同月比11.4%増と高めの成長率となる。 スイスCredit Suisseの予測によると,2008年の世界パソコン出荷台数は前年比で13%以上拡大する見込み。しかし,8月のパソコン出荷台数は前年同月比9.1%増で,前月の成長率をわずかに下回った。一方,2008年の世界携帯電話出荷台数は,新興市場での好調な需要を背景に約10%増加する見通しである。 Scalise氏は「消費者向け製品に使われる半導体が,売り上げの半分以上を占めるようになった。そのため,世界半導体市場にとって,消費者の景気信頼感は何よりも重要だ。米連邦議会は一刻も早く米
調査会社の米iSuppli Corp.は,韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.による米SanDisk Corp.買収提案に揺れるNANDフラッシュ・メモリ市場とメモリ・カードの米国市場の動向をまとめた(Tech-On!関連記事1,同2,同3,同4)。iSuppli社の調査によれば,Samsung社は2008年4月~6月期のNANDフラッシュ市場でシェア42.3%を獲得した。売上高の前年同期比の伸びは2.9%と業界平均の10.4%を下回ったものの,事業規模で2位以下を大きく引き離している。2位は東芝でシェアが27.5%,売り上げ成長率は11.7%である。 また,iSuppli社は,NANDフラッシュ事業で4月~6月期に利益を確保できたのはSamsung社だけだったとみている。メーカー間の競争の激化と,NANDフラッシュを採用する最終製品市場の停滞で,年初からNANDフ
調査会社の米Gartner, Inc.は,2008年の世界半導体業界の売上高が前年比4.6%増の2865億米ドルになるとの予測を発表した(発表資料)。同社は2008年2月時点の前回予測では3.4%増としており,今回は上方修正になる。 Gartner社は,米国経済の減速が半導体市場に与える影響を懸念していたが,2008年1月~3月期の世界市場動向は,通常の季節傾向から大きく外れることはなかったという。パソコンと携帯電話機の製造も堅調で,半導体需要を支えたとしている。デジタル家電やカー・エレクトロニクスなど,景気減退の影響を受けると予測された市場に,減速の兆候は特に見受けられなかったとする。さらに,半導体メーカー各社が発表した4月~6月期の売り上げ予測からは,メーカー各社が市況の悪化を見込んでいないことがうかがえるという。 Gartner社の今回の修正には,メモリの市況が前回予想時点より多少良
米IDCは米国時間2008年6月3日,2008年第1四半期のパソコン向けプロセサ世界市場に関する調査結果を発表した。それによると,全世界のパソコン向けプロセサ出荷数は前期比で9.2%減少した。ただし前年同期と比べると,出荷数は25.7%増加し,売上高は15.9%成長した。 前期からの落ち込みは,デスクトップ・パソコン向けの不振が影響したと同社は分析する。デスクトップ・パソコン向けプロセサの出荷数は前期比11.9%減少した。ノート・パソコン向けとサーバー向けも前期を下回ったが,減少幅はそれぞれ5.9%と6.0%にとどまった。なお,前年同期と比較すると,ノート・パソコン向けの42.8%増をはじめとして,いずれも堅実な成長を遂げた。 IDCパソコン向け半導体リサーチ部門ディレクタのShane Rau氏は次のように述べている。「季節的な需要の変動により,全世界のパソコン向けプロセサ出荷数は毎年,第
SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International:国際半導体製造装置協会)は,2008年の半導体製造の前工程装置市場は金額ベースで前年から約17%落ち込む見込みと発表した。世界経済の不透明さを理由に,投資計画を延期する企業が多いためという。ただし2009年は回復に転じ,前年比で12%以上の成長を遂げると予測する。 こうした傾向を強く反映しているのが東南アジアと台湾である。2008年はそれぞれ前年比40%減,33%減の見込みだが,2009年には成長率がそれぞれ50%,80%を上回る見通し。一方,米国では,前工程装置の需要は2008年,2009年と減少を続けると予測する。逆に中国と欧州/中東地域は2008年,2009年とも増加の見込み。日本と韓国の需要動向は低迷が続くが,2008年の2ケタ減に対し,2009年は1ケタ減とやや回復す
米SIA(Semiconductor Industry Association)の発表によると,2008年4月における半導体世界売上高は,対前年同月比5.9%増の212億5000万米ドルだった。また2008年3月の売上高と比べると,0.4%増とほぼ横ばいである。
WSTS(世界半導体市場統計)日本協議会は,5月27日に都内で報道機関に対してWSTSの春季予測を公開した。それによると,2008年の半導体世界市場は対前年比4.7%増の2273億1700万米ドルになるという。成長率は前回の予測(2007年11月末の秋季予測)である9.1%増と比べると,ほぼ半分という大幅な下方修正となった。
SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)は,2008年第1四半期のSiウエハーの世界出荷面積が21億6300万平方インチだったと発表した(発表資料)。前年同期と比べると3%増加している。直前期比では1%減少した。 SEMIのSilicon Manufacturers Group(SMG)のChairwoman兼米MEMC Electronic Materials, Inc.のNew Product Marketing担当Vice PresidentであるKazuyo Heinink氏は,「第1四半期のSiの出荷は直前期と比べて微減となったが,これは業界の控えめな景況感と一致している。しかし,300mmウエハーの出荷は伸び続けている」とコメントを寄せた。
調査会社の米Gartner, Inc.は,2008年の半導体業界の設備投資額が前年比19.8%減の475億米ドルになるとの予測を発表した。2007年10月時点ではほぼ前年並みとみていたが,米国経済の減退やDRAMメーカーの投資抑制を受けて下方修正した(Tech-On!関連記事)。Gartner社semiconductor manufacturing groupのvice presidentであるKlaus Rinnen氏は「DRAM製造向け投資バブルがついにはじけた」と話す。 DRAM製造向け投資額は前年実績を47%割り込む見通し。フラッシュ・メモリなども含めたメモリ製造向けでは29%落ち込むと予測する。2007年にピークを迎えたメモリ製造向け投資額は,半導体業界全体の設備投資の57%までを占めたが,この比率は2008年~2009年に40%台の前半まで低下する見込みという。一方,ロジックI
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く