数々の名作アニメーションを世に送り出してきたスタジオジブリの「今」を捉えた映画『夢と狂気の王国』。メガホンを取るのは、ガン宣告を受けるも最期の日まで前向きに生きようとする父の姿を記録したデビュー作『エンディングノート』が絶賛された砂田麻美監督。2作目となる本作で、ジブリの中核を担う宮崎駿監督、高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーの3人を描いた砂田監督が、作品に込めた思いやスタジオジブリについて語った。 ■ジブリを題材にした「映画」にしたかった ADVERTISEMENT (C) 2013 dwango ■映画だから撮れたジブリ ジブリに関するドキュメンタリーを撮りませんかという依頼がジブリではない他の会社からあったんです。ただ、もともとは映画ではなくDVDやテレビなど別の形が想定されていて、かつ宮崎監督と高畑監督にはインタビューできませんという条件の中でのお話でした。 その後、鈴木さんのとこ