山形県最上地域でいま、サルによる農作物被害が拡大している。特に深刻なのが、数百頭が群れを成す戸沢村だ。稲穂まで食い荒らすサル。住民は作物をつくる楽しみと生きがいを奪われている。 昼夜問わず作物荒らす迷惑サル 住民: こらっ! この記事の画像(9枚) 戸沢村の休耕田に…、最上町では線路の上に…。そして舟形町では庭先に実ったブルーベリーがサルに食い荒らされた。 住民: おらっ! こらこらーっ! 特に被害が深刻なのが戸沢村角川の平根地区だ。昼夜を問わず群れで行動し、ジャガイモやカボチャ・ナス・キュウリなどあらゆる野菜を食い尽くし、ジャガイモは土から掘り起こして食べたり、種イモを持ち去ったりするという。 平根地区住民・田中智史さん: サルがかじった歯の跡。こんなに小さいジャガイモなのに…収穫の見込みなし。集団で襲ってくる。何百頭と入ってくる 平根地区の被害は約10年前から。野菜だけでなく田んぼの稲