夏休みに親子で自然に触れてもらおうと、産直サイト「ポケットマルシェ」の運営会社は20日、岩手県に滞在して子供は農漁業を体験、保護者は旅先で働く「ワーケーション」をする企画旅行「ポケマル親子地方留学」の募集を始めた。新型コロナウイルス感染症によるテレワークの普及で、都市と地方に生活拠点を構える「二地域居住」が注目される中、そうした人の流れを後押ししようという一企業の試みだ。 親子留学は、7泊8日の日程で遠野市に滞在し、市内や花巻市の農家を訪ねて野菜の収穫やまき割り、風呂たきなどを体験。釜石市の漁師の元では漁船でホタテの養殖場を見学し、収穫作業を体験するほか、大槌町では猟師のシカ猟に同行して、シカの解体を見学する。その間、保護者はWi-Fi環境のある宿泊施設でテレワークをしている。 受け入れる農家や漁師は、ポケマルを通じて都市の消費者と直接つながる生産者たち。コロナで急拡大し、現在全国で約68