駆除したイノシシを前に「埋めるだけでは申し訳ない。ちゃんと利用してあげたい」と話す農家ハンターの稲葉さん(手前)と宮川さん(後列中央)=熊本県宇城市で、2018年8月29日午後5時52分、福岡賢正撮影 イノシシによる農作物被害が深刻化する中、熊本県内の若手農家らが自衛組織「くまもと☆農家ハンター」を結成し、多彩な活動を展開している。メンバー自ら狩猟免許を取得し、情報通信技術(ICT)を駆使。箱わなによる捕獲を続けながら、電気柵など防御の普及に取り組み、捕獲したイノシシ肉の活用や骨や皮などの堆肥(たいひ)化も模索する。目指すはイノシシ対策を通じて地域の「希望の星」になることだ。 農家ハンター結成のきっかけは同県宇城市の洋ラン農家、宮川将人さん(40)が収穫直前のデコポンをイノシシに食べられた農家から「怖いから畑に行きたくないし、やる気もなくなった」と聞いたことだった。
鳥取県西部家畜保健衛生所は、高病原性鳥インフルエンザなど家畜伝染病対策に、センサーカメラを使い野生動物の鶏舎内侵入の様子を“見える化”し、農家の防除意識を高めている。言葉だけでなく、侵入の様子を視覚化し、画像で伝えることで説得力が増す。実際に危機感を持った農家が鶏舎を修繕するなど効果が出ている。 高病原性鳥インフルエンザウイルスを媒介するとみられる野生動物の侵入防止は、防疫面で最も重要な対策の一つといわれる。しかし侵入箇所が分からなかったり、野生動物への認識が不足していたりで、農場での効果的な指導が難しい。 同家保は、侵入画像を実際に見せることで意識向上を図ろうと、鳥インフルエンザウイルスを研究する鳥取大学の山口剛士教授の協力を得て、2016年3月から管内3カ所の鶏舎に1カ所当たりセンサーカメラ20台を設置した。 動物の足跡やネズミがかじった跡、ふんが多い所などを中心に2週間ほど撮影。除ふ
「ICT」ということばをご存知でしょうか? ICTとは、ITにCommunicationが加わったもので「情報通信技術」の略です。 今、このICTを使って地域の課題を解決しようという取り組みが全国各地で進められています。地域をどう変えようというのか。経済部の渡貫俊明記者が解説します。 土砂災害を地中のセンサーで察知 長野県塩尻市は人口6万7000人。山に囲まれたこの町は、大雨が降るたびに、土砂崩れに悩まされてきました。 隣接する岡谷市では、2006年に大規模な土石流が発生し、8人が亡くなっており、土砂災害への対策は緊急の課題です。この課題解決の一助にしようと、塩尻市は土砂災害の兆候をセンサーによって察知しようと対策を進めています。市では、2万平方メートルの山林の地中に、計6つのセンサーを設置しました。 センサーは、長さ1メートルの棒状の形で、地表からの深さ20センチごとに地中の水分量を
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