農薬も肥料も使わない自然栽培を教えるJAはくい(羽咋市)ののと里山農業塾が監修した本「自然栽培の手引き 野菜・米・果物づくり」が創森社(東京)から出版される。十五日からJA本店横直売所(太田町)で販売する。執筆、編集を担当した粟木政明・経済部次長(53)と農業塾講師の自然栽培農家広和仁さん(41)は「自然栽培を広めるきっかけになれば」と話す。 米やトマト、ブドウなど七十品目の作り方を、一品目一、二ページで写真や図を付けて解説した。全国の農家ら十人がこれまでの失敗、成功例を踏まえて執筆。粟木次長は「農家の経験が詰まっている」と強調する。これまで作り方のマニュアルはあまりなかったといい、「家庭菜園の参考にできる」と薦める。