楽天戦力外も8年間過ごした“第二の故郷”仙台に恩返し りんご、野菜、子どもたちと思い描く「夢」【プロ野球12球団去る人】 楽天・石橋良太投手(32)は二足のわらじを履く。週末は果物や無農薬野菜の通信販売を行い、平日はNPO法人「とびのこハウス」で働く。楽天には8年間在籍。仙台の人々やファンに支えられた感謝を胸に、第二の故郷に骨をうずめる覚悟を決めた。 「りんごや無農薬野菜をいろんな人の手に取ってもらいたい」。以前から年1度、家族でりんご狩りをしており、1本1万円でりんごの木のオーナーになれると知り、すぐに購入した。一から勉強し、24年中にはサービスを始めたいという。 「一人でも多くの子どもに夢を与えたい」と、とびのこハウスでは多くの子どもたちと触れ合う。現在は予約制の子ども食堂の普及や、勉強やスポーツを通じて子どもたちの心のよりどころになる場所を作りたい―と夢を見る。「自分が夢を追っていた
農家27人新たに作付け 技術継承へ着々 長野県の伝統野菜で、存続が危ぶまれている「小森茄子(なす)」の継承を目指し、長野県更級農業高校(長野市)の生徒らは、栽培を希望する農家に苗を提供し、27人が新たに作付けした。協力農家を募り、校内で苗を生産。5月に受け渡した後、各農家が栽培。収穫期を迎え、消えかかっている「小森茄子」を守ることに貢献した。 「小森茄子」独特の丸形の実をつけた苗がずらりと並ぶ。同校から苗70本を受け取り、自身の畑に植え付けた長野市の農家、清水嘉夫さん(81)が収穫に励む。 「このナスの味と食感は他にない。古くから慣れ親しんだ味を残していきたい」。そんな思いを込めて栽培を希望した清水さんは「来年も栽培したい」と力を込める。収穫した「小森茄子」は地元の道の駅で販売する。 苗生産に関わった生徒の一人で、同校3年の町田七海さんは「一人でも多くの農家に継続して栽培してもらいたい」と
この2つのみかん、見比べてどちらが甘いかわかりますか?食べてみなければわかるはずない?実は私もそう思っていました。そう、柑橘の資格のことを知るまでは。(松山放送局記者 勅使河原佳野) この地域は、柑橘の生産で知られる愛媛県の中でも、特に生産が盛んで、「真穴みかん」や「日の丸みかん」といったブランドみかんがあることで知られています。 八幡浜支局で数々のニュースを書いてきた私は自分の知識がどれほどのものか力試しをしたいと思い立ち、11月の試験に挑戦することにしました。 「柑橘ソムリエライセンス制度」は2020年秋に始まりました。 宇和島市で3代続く柑橘農家の二宮新治さんが、知人から「ワインや野菜のように柑橘のソムリエがいたらおもしろいのではないか」というアイデアをもらったことをきっかけに、同世代の農家を中心とするメンバーと一緒に立ち上げたのです。 二宮新治 理事長 「柑橘は愛媛にとって大きな存
日本初!兼業農家向け就農スクールサラリーマンのまま30名が就農~移住へ 千葉県内〜 農地取得、申請支援、販売促進、栽培でサポート 〜 株式会社おひさま総合研究所(本社:千葉県千葉市、代表取締役兼校長:平山泰朗)は、日本初となる兼業農家になることに特化した就農スクール「チバニアン兼業農学校」の修了生が11月末時点で30名就農したことを報告しました。 「日本初」表記に関して、自社調べ・2022年11月時点・日本国内農業学校として。 集合写真 農地の斡旋や各種申請作業をサポート → 移住希望者増加 「チバニアン兼業農学校」は、兼業で農家になることを目的とした民間スクールです。具体的には、就農の最大ハードルである農地取得、営農計画策定、新規就農者認定、書類作成などを実際の農政担当者や有識者が伴走しながら指導し、短期間で農業者になることを目指す実践的学校です。 また兼業でありながら、収益を省力で上げ
若い世代の就農を後押しする横須賀商工会議所の「産農人育成プロジェクト」では、農業を志す10代・20代の若者を新たに募集する。農業技術だけでなく、収穫した農産物を使った商品開発や販売マーケティングなど、これからの農業のキーワードとされている「6次産業化」の知識を各分野のプロから学べる。 これまでは受講対象を三浦初声高校の生徒に限定していたが、神奈川県の委託を受けて事業を拡大する。新たな研修施設も用意した。農業経験のない初心者も参加可能。三浦半島地域での就農や就職のサポートも受けられる。 実習場所は市内林にある農業生産法人「ヨコスカアグリファミリー」の農場と横須賀市役所地階にある「横須賀セントラルキッチン」ほか。毎週木曜が活動日。受講料無料で定員10人程度。来年1月31日(火)申し込み締切。「産農人」の取り組みを理解し、協力してくれる事業者も募る。 専用ホームページ(【URL】https://
新潟市出身で歌手の小林幸子さんが進めている新潟県津南町での米作りプロジェクトで2日、小林さんが津南町にある農事組合法人グリーンアース津南の水田で稲刈りを体験した。 この取り組みは、小林さんの自身の名前の1文字を使った「幸せプロジェクト」と題する新潟県の農業などを支援するプロジェクトで、小林さんは津南町地内で今年5月に自動田植え機で田植えも行っている。 小林さんは、故郷新潟の農業の人手不足や後継者不足の問題を苦慮し、3Kと言われる労働環境や待遇の見直しなど、若者が農業をしたいと思えるようなものにしなければならないとの思いで、「幸せプロジェクト」を実施している。 この日は、農事組合法人グリーンアース津南(新潟県津南町)の協力で、2ヘクタールある小林幸子さんのほ場のうち、約1ヘクタール分を刈り取った。全部で約200俵の米がとれるという。米は魚沼産コシヒカリとして、近くネット販売などで、「越後情話
小柳琉翔さんの日記「肥料をまく作業」 8月5日、金曜日、曇のち晴れ。夏休みの実習で硫酸苦土肥料(りゅうさんくどひりょう)を10アールあたり30kg散布しました。苦土はマグネシウムのことで、多量必須元素の一種で葉緑素の生成を盛んにします。またリン酸の吸収を促進し、作物の品質向上に役立ちます。肥料の入った動力散布機は思ったよりも重く、あぜを往復するのが大変でした。 山崎アナ 担当の先生によると硫酸苦土肥料をまくことで葉緑素が増えて光合成が盛んになりしっかりと実がつくようになる。稲の成長には窒素やリン、カリウムなどと共に大事なんだそう。 五十嵐太一さんの日記「稲刈りに向けた準備作業」 8月26日、金曜日、くもり。稲刈りを前にコンバインの点検を行いました。作業中の事故や故障を防ぐため、エンジン、電気系統、走行系統などを点検しました。去年の稲刈りで初めてコンバインに乗りました。緊張したため曲がったり
羽咋市のJAはくいは今季、農薬も肥料も使わない自然栽培の研修農場(中川町)で落花生の契約栽培を始めた。十六日、契約者のコーヒー販売卸会社フープ(大阪市)の小川博章社長(43)が現地を視察。初の契約栽培で、JAは研修農場の運営費捻出のため今後も契約栽培を増やしたい意向だ。 JAは五百平方メートルの畑で二種類の落花生計四百五十株を栽培。実習生二人が富山県氷見市の自然栽培農家の指導を受け水やりなどの世話をする。五月に種をまいた。十月には殻付きで約七百五十キロを収穫見込み。 同社は焙煎(ばいせん)機で落花生を焼き、自前のコーヒー店で相性のいいコーヒーとの提供を計画。ピーナツバターなどの商品を開発する予定。小川社長は以前から自然栽培に興味があり、焙煎機で落花生を焼くことに成功した際、知人で同JAと取引のあった大阪の化粧品会社社長から、研修農場で落花生の自然栽培をしていることを聞かされた。「今できるこ
農業研修を終えた山越さん(前列右から4人目)と有薗さん(同6人目)、新たに入所した与沢さん(同3人目)、長さん(同7人目)ら=4日、奄美市名瀬 就農を目指して栽培技術や経営などを学ぶ奄美市農業研修生の修了式と入所式が4日、同市名瀬の農村環境改善センターであった。2020、21年度入所の修了生2人に修了証書を授与。22年度は新たに2人の研修生が入所した。農家としての第一歩を踏み出した修了生は「来年の収穫を目指し励みたい」「農業を通して奄美もPRしていく」と抱負を語った。 2年間の研修を終えた山越織江さん(29)は「パッションフルーツやカボチャを中心に農業を展開し、奄美のことを発信していきたい。耕作放棄地の解消の一助にもなれば」と抱負。21年入所の有薗和樹さん(59)は「タンカン畑を引き継ぎ、来年の収穫を目指して動き始めた。奄美の自然を楽しみながら頑張っていく」と話した。 奄美市では07年度か
八雲町で7日、小学生たちが田植えを体験しました。 八雲町の東野小学校と山越小学校では児童たちにふるさとについて理解を深めてもらおうと毎年、地元の農家の協力を得て田んぼで苗植えの体験を行っています。 7日は2つの小学校のほぼ全校児童にあたる合わせて30人が参加しました。 児童たちは農家の人たちから教わりながら3時間かけておよそ1ヘクタールの田んぼの一部に苗を植えていきました。 参加した男子児童は「友達が転んで面白かった」と話していました。 東野小学校の小田桐智校長は「ふるさとを愛する子どもたちになってもらうために地域資源を生かした教育をこれからも行っていきたいと思います」と話していました。 植えた苗は10月ごろに収穫も行う予定だということです。
地元で作られる伝統的な野菜を知ってもらおうと、金沢市内の全小学校五十四校に加賀野菜「金時草」の苗が配られる。二十日に金沢市富樫の市教育プラザで一部学校の教頭が受け取り、四月中には全校に配布される。 市が認定する農林産物の栽培や加工生産において優れた技術を持つ「農の匠(たくみ)」に選ばれている、農家の米林利栄さん(77)が二〇〇四年から毎年寄贈している。今年は十九回目で、百六十二鉢を用意した。 金時草を育てるには、各苗の間隔を五十センチほど空けて植え、小まめに水やりをすることがポイント。約二カ月で約三十センチに育った金時草の茎を、下の葉を二枚残して切って収穫する。切り目から何度も茎が育つため、複数回収穫できるという。市の担当者は「土をいじり、命を育てる大変さを地元の野菜で感じてほしい」と話した。(岩本雅子) <ユースクが調べます!> 北陸中日新聞「Your Scoop(ユースク)~みんなの取
滋賀県立長浜農業高校(長浜市)の生徒たちが、地元で栽培された伝統茶葉「こだかみ茶」を使い、ほうじ玄米茶作りに挑戦している。ふるさとに伝わる農業資産や文化を継承し、地元に新たな息吹を吹き込む取り組み。3月には製品化する予定だ。 同校農業科の食糧生産分野では、様々な課題研究をしている。伊吹山のふもとに自生し、古くから黄色の染料として使われてきたイネ科のカリヤスを使って袱紗(ふくさ)を作った。また、学校の田んぼで農薬や化学肥料を使わない米も栽培している。 今年度からは、長浜市木之本町の古橋地区に伝わる「こだかみ茶」に着目した。古橋地区にある鶏足寺は平安時代に最澄が再興したとされ、近くの己高(こだかみ)山のふもとに中国から持ち帰った茶の実を植えたと伝わる。 鶏足寺が地域振興のため、所有地を茶畑として住民に提供していたが、徐々に栽培されなくなっていった。2016年、荒廃が進んだ茶畑を再生させようと、
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