新型コロナウイルスの感染拡大で、農業高校や農業大学校、農業教育機関が、春休みの前倒しや卒業式などイベントの簡素化の対応を迫られている。政府の3月2日からの小中学校・高校の休校要請も踏まえ、生徒が家畜や農作物の管理をするのかなど、対応に頭を悩ませている。 青森県営農大学校(青森県七戸町)は3月7日に卒業式を予定通り行うが、来賓を減らし、時間を短縮する。卒業式後は19日から休業の予定だったが9日に早めた。宮城県農業大学校(宮城県名取市)では卒業式は在校生を出席させず来賓の数も減らす。 北海道立農業大学校(北海道本別町)、山形県立農林大学校(山形県新庄市)、静岡県立農林大学校(静岡県磐田市)、農業総合センター農業短期大学校(福島県矢吹町)なども、規模を縮小した卒業式を行う。 かながわ農業アカデミー(神奈川県海老名市)は、朝の始業時間をずらした。卒業式は19日に来賓を呼ばす、在校生を出席させずに行