セイコー農園では、10月には丹波大納言小豆が背丈ほどに伸び、順々に熟すので、さやが弾けて子実が落ちないうちに、枯れたさやから収穫しています。少しずつ小豆がたまっています。小豆は食用でもありますが、それは翌年にまく種子でもあります。9月に収穫するゴマも食用であり、種子でもあります。野菜の中にはこのような作物はいっぱいあります。 種子だけでなく芋類もそうです。サトイモは親芋も子芋も、サツマイモも芋から出た芽を翌年栽培用にできます。ジャガイモも食用部分が翌年の種芋になります。山芋などは地上になるムカゴも地下の芽の部分も翌年の種になります。紫山芋に至っては、食用になる芋全体を切り刻んでも全てから新芽が出てきます。 10月に片付けたオクラも、2メートル以上伸びた上の方に、取らずにいた大きなさやにはいっぱい種が入っています。その中で枯れたさやは翌年の種子にして、まだ緑色のさやは乾かしてから子実を取り出