本県の2019年の農業産出額が前年比77億円増の2557億円となり、過去10年の最高額を更新したことが12日、県や農林水産省のまとめで分かった。5年連続の増加で、全国順位は18年から一つ上がって11位となった。 部門別産出額では、コメが前年比63億円増の898億円となり、全体の3割ほどを占めた。19年は作柄が良く、生産量が増加したことが要因。 園芸作物全体の産出額は前年と同額で過去最高タイの1263億円だった。半分以上を占めた果実は10億円増の719億円で、ブドウ123億円、リンゴ102億円と微増した一方、サクランボは天候不順で過去10年で最も少ない生産量となったことが響き、12億円減の362億円となった。 野菜全体は460億円で、スイカ58億円(前年比4億円減)、トマト51億円(同7億円増)、エダマメ48億円(同3億円増)などとなっている。畜産は豚127億円(同10億円増)、肉用牛122