県立農業高校(加古川市平岡町新在家)生物工学科の「花酵母研究会」メンバー7人が22日、県花ノジギクの酵母を利用したバイオディーゼル燃料の精製の研究で、群馬県で開かれた第66回日本学校農業クラブ全国大会プロジェクト発表・環境部門の最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞した。 全国大会は「農業高校の甲子園」と呼ばれる。プロジェクト発表で県内の高校が最優秀賞を受賞するのは初めて。メンバーは全国大会で入賞した同校の他の学科の生徒らと、11月4日に校内である報告会に出席する。 研究発表のタイトルは「5ミクロンの可能性」。ノジギクから採取した野生酵母を調べ、油脂(トリグリセリド)を生産する能力があることを解明。鶏ふんに含まれるデンプンに加えるなどして作ったバイオ燃料で、ディーゼルエンジンを動かすことに成功した。 全国大会の研究発表は21日に… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけ