地上に設置した太陽光発電所の運営で、避けて通れないのが雑草対策である。太陽光パネルに影を落として発電量を下げるだけでなく、繁茂した場合、花粉や種、害虫などが飛散することで、近隣からの苦情を誘発しかねない。 防草シートや木質チップ、被覆植物の植栽、化学薬剤などで、繁茂を抑えつつ、定期的に刈り取るなど、複数の手法を適切に組み合わせることで、費用対効果の高い対策を打つことが理想である(関連コラム)。 ただ、現実には、初期費用を抑えることを優先したり、風評リスクを恐れて除草剤の使用を避けたりして、定期的な機械除草に頼るケースも多い。 機械による草刈りは、夏の暑い時期に、年に2~3回、必要になる。しかも、作業そのものが、従事者にとって身体的な負荷が大きい。外部に委託すれば、費用がかさむ。事業計画の中で、どのように組み込むか、頭を悩ませる発電事業者が多い。 除草作業を効率化できる手法として、メガソーラ