お供え用につかわれるシキミの栽培のスマート化を目指します。シキミの産地、宮崎県延岡市北川町で、ドローンを使った散布試験が行われました。これは、シキミ栽培の省力化を目指そうと、国の事業を活用して、宮崎…
発表者 黒木 健 (東京大学大学院理学系研究科 博士課程3年) 顔 開 (LabRomance株式会社) 岩田 洋佳 (東京大学大学院農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻 准教授) 清水 健太郎 (チューリッヒ大学進化生物学・環境学研究所 教授/横浜市立大学木原生物学研究所 客員教授) 爲重 才覚 (横浜市立大学木原生物学研究所/新潟大学理学部 特任助教) 那須田 周平 (京都大学大学院農学研究科 教授) 郭 威 (東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 特任准教授) 発表のポイント 野外での植物の表現型測定(フェノタイピング・注1)を効率化した「高速フェノタイピング」を実現するため、市販のパーツやオープンソース・ソフトウェアを活用して、広い土地や設備を必要とせずに導入できるフェノタイピングローバーを開発しました。 開発したローバーを京都大学の育種圃場に
かずさDNA研究所、宮崎大学、スアナサイエンスは共同で、植物の形態(表現型)を定量的にデジタル計測する技術"フェノタイピング"の低コスト化、高効率化、汎用化に取り組む中、大量にフェノタイピングを行う方策のひとつとして、温室内で植木鉢(栽培ポット)を無人で搬送する装置を開発した。市販の搬送車キットを活用することで導入コストを下げ、レイアウト変更を容易にするため、大学や研究機関での利用場面にあわせて導入しやすくなる。 宮崎大学に設置している自動配送システム 近年、ゲノム情報の解析スピードと精度が向上し、様々な栽培植物において品種間のDNA配列の違い(遺伝子型)を大量に得られるようになった。これらの情報を用いて遺伝子のはたらきを明らかにし、育種に有用な遺伝子型を見つけるには、遺伝子型に対応した形質情報(表現型、フェノタイプ)も必要になる。しかし、DNA配列のデータがDNA配列解析装置(シークエン
瀧 誠志郎(林業工学研究領域)、青木 三六(株式会社アセンション)、小路丸 未来(ジオサーフ株式会社)、稲田 純次(株式会社アイネスプロ) 「林業DX」の実現には、森林内の地形や立木などの高精度なデジタルデータが必要です。これまでこのようなデータを収集するには人手による多大な労力を必要としていたので、効率的にデータを収集する技術や手法の開発が求められています。 従来のドローンは自己位置を把握するためにGNSS(全球測位衛星システム)信号の受信が必須でした。近年、トンネル内や橋梁下部、建物内といったGNSS信号が受信できない環境での点検業務への活用が進められているAIを搭載したドローン(Skydio2)が登場しました。Skydio2は搭載した6台の魚眼カメラによって飛行しながらリアルタイムに周囲の状況から自己位置を正確に把握できます。さらに進行方向の障害物はAIによって最適な回避ルートを即座
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