この項目では、極地や高緯度から冷たい気団が押し寄せてくることについて説明しています。春の低温については「寒春」を、夏の低温については「冷夏」を、秋の低温については「寒秋」を、冬の低温については「寒冬」をご覧ください。 寒波(かんぱ、英: cold wave)とは、極または高緯度地方で冷却された空気が、中緯度や低緯度地方の広い範囲に流れ出すこと[1]。極(北極や南極)や高緯度地域から、気温が低い気塊が、中緯度や低緯度地域へと波のように押し寄せてくる現象。主に冬季に起きる[1]。北半球でも南半球でも起きる。 概要[編集] 高緯度地域では冬季を中心とした寒候期の長い間、しばしば寒波に見舞われる。高緯度から中緯度へと緯度が低くなるに従い寒波に見舞われる期間は短くなり、寒波の温度も高くなる。だが中緯度地域が稀に強い寒波に見舞われると、その地域の住民が寒波に慣れておらずインフラや家庭の設備なども寒波対