基準を超える汚水を海に排水していたとして、茨城海上保安部は12日、食品大手「マルハニチロ」の子会社で茨城県ひたちなか市にある水産加工会社を水質汚濁防止法違反の疑いで書類送検しました。 書類送検されたのはひたちなか市の水産加工会社で食品大手マルハニチロの子会社のマルハニチロシーフーズです。 茨城海上保安部によりますと、マルハニチロシーフーズは、おととし12月からことし2月までの間、あわせて5回にわたって会社近くにある排水口から、基準を超える濁った水を海に流していたとして、水質汚濁防止法違反の疑いがもたれています。 茨城海上保安部が排水を採取した結果、いずれも最大で油や廃棄物などの浮遊物の量が基準の7.5倍となる、1リットルあたり1200ミリグラム検出されたということです。 茨城海上保安部では、ことし2月にこの会社に捜索に入り、基準を上回っていたことを示す社内の調査結果の資料などを押収したとい