社会と漁業と出版に関するagrisearchのブックマーク (3)

  • 密漁は暴力団の大きな資金源

    高級なアワビやナマコをありがたくすとき、その代金は暴力団へと流れているかもしれない。暴力団とはまったく関係のない生活を送っていても、といった身近な点で接している場合もあるのだ。 今回は、暴力団と密漁について6年間取材し『サカナとヤクザ』(小学館)を上梓した鈴木智彦氏に暴力団と密漁、警察や海上保安庁の対策などについて話を聞いた。 ――鈴木さんのご著書である『ヤクザと原発 福島第一潜入記』(文藝春秋社)も暴力団という切り口から問題に切れ込んでいます。暴力団の取材を長年続けているのもあると思いますが、他にも理由があるのでしょうか? 鈴木:政治にしても、経済にしても貧困や差別といった社会問題にしても暴力団という切り口で切り込めない問題はないんです。長年取材をしていることもありますが、そう考えると私のひとつの武器になっていますね。 ――その武器を使って今回は魚に焦点を当てたということですね。密漁

    密漁は暴力団の大きな資金源
  • [書評]『サカナとヤクザ』 - 小木田順子|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト

    悪いのはカタギのほうだ 毎年夏、土用丑の日が近づき、コンビニやスーパーや牛丼チェーンがウナギを大々的に売り出すと、ニホンウナギは絶滅危惧種だというのにそんなことをしていていいのかと思う。そして最近は、土用丑の日が過ぎて消費期限切れになったウナギの大量廃棄が話題になることも多く、ますます疑念は強まっていた。 だが、私たちの罪深さはそんな疑念で済ませられるものではなかった。 『サカナとヤクザ――暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』(鈴木智彦 著 小学館) 暴力団取材のプロ中のプロが今回ターゲットにしたのは「密漁」。アワビ、ナマコ(中国では「黒いダイヤ」と言われる高級材)、カニ、ウナギなど高級魚の密漁・密流通が暴力団の資金源になっている実態を追いかけ、北海道から築地、九州、台湾、香港まで、5年にわたって取材を続けた。 なんといっても、その取材の体当たりっぷりがすさまじい。三陸の密漁アワビ

    [書評]『サカナとヤクザ』 - 小木田順子|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
    agrisearch
    agrisearch 2018/10/30
    「無期懲役もある覚せい剤事犯と比べたら、密漁は暴力団にとってはるかに安全で儲かるシノギになっているという構造」
  • 『サカナとヤクザ』ニッポンの食卓を支える、魑魅魍魎の世界 - HONZ

    裏社会のノンフィクションはこれまで何冊も読んできたが、最も面白みを感じるのは無秩序のように思える裏社会が、表社会とシンメトリーな構造を描いていることに気付かされた時だ。 しかしここ数年は暴対法による排除が進み、ヤクザの困窮ぶりを伝える内容のものばかり。相似形どころか、このまま絶滅へ向かっていくのかとばかりに思っていた。だから彼らがこんなにも身近なところで、表社会とがっちりスクラムを組んでいるとは思いもよらなかったのである。 書は、これまでに数々の裏社会ノンフィクションを描いてきた鈴木智彦氏が、サカナとヤクザの切っても切れない関係を、足掛け5年に及ぶ現場取材によって描き出した一冊だ。 これまでなぜか語られることのなかった品業界最大のタブーを真正面から取り上げながら、一ミリの正義感も感じさせないのが、著者の真骨頂である。そして、もはやヤクザの世界に精通していなければ読み解けないほど、サカナ

    『サカナとヤクザ』ニッポンの食卓を支える、魑魅魍魎の世界 - HONZ
    agrisearch
    agrisearch 2018/10/04
    「いずれも推計ではあるが、たとえばアワビは日本で取引されるうちの45%、ナマコは北海道の漁獲量の50%、ウナギに至っては絶滅危惧種に指定された今でも、その2/3ほどが密漁・密流通であるという」
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