プレスリリース (研究成果) ナトリウムの可視化で明らかになった多様な耐塩性 - アズキ近縁種の多様な耐塩性が超耐塩性作物創出に道を拓く - 農研機構 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 ポイント 農研機構は、量子科学技術研究開発機構(以下、量研)、筑波大学及び東京大学と共同で、耐塩性のアズキ近縁種4種について塩水にさらした際の植物体中のナトリウムの分布を可視化し、4種がそれぞれ異なる分布を示すことを明らかにしました。このことから、これら4種は異なる耐塩性機構を持つことが示唆されました。本成果は、複数の耐塩性の組み合わせによる超耐塩性作物の創出を通じて淡水資源不足の解決に貢献することが期待されます。 概要 淡水(地下水も含む)は限られた資源である一方、農業は、最も多くの淡水を必要とする産業です。雨が少ない地域では、灌漑(かんがい)用水を地下水に頼らざるを得ませんが、このような地域で地