予測が困難になるほ市川市どの気象変動や、少子高齢化による労働力不足など、農業従事者を悩ませる諸問題の顕著化が進んでいる。人の力だけでは克服が難しいこれらの課題への挑戦は日本全体のテーマでもある。そんな大きな壁を乗り越えようと動き出しているコンソーシアムがある。千葉県を代表機関として、NTT東日本、有限会社ヤマニ果樹農園らが一丸となって進めているあるプロジェクトを取材してきたので紹介しよう。 (左から)千葉県農林総合研究センター最重点プロジェクト研究室 室長の桑田主税氏、有限会社ヤマニ果樹農園の板橋俊治氏、NTT東日本 千葉事業部の森田健一氏 スマート農業の実証実験を実施 千葉県は肥沃な大地と豊かな自然に恵まれた日本有数の農業地帯だ。作物が高品質で、東京都に接していることから、多くの消費者が千葉県産の食材を利用している。一方で、同県の農家では冒頭でも触れたように気象変動や労働力不足に多くの課