【神奈川・さがみ】JAさがみは、管内の農家や県内企業と連携し、使用済みの天然草ストローを茅ケ崎市で飼養されるヤギの飼料として供給、利用する仕組みを作った。煮沸殺菌し、副食として与えることで焼却処分を避け、資源の有効活用や環境保全に貢献。ヤギは地域の除草作業を担っており、飼料の負担減にもつながっている。 JAは神奈川県の「かながわSDGsパートナー」に登録し、環境保全への貢献を模索する中、同制度に登録する企業で、ベトナムから天然素材の草ストローを輸入する合同会社HAYAMIと連携。草ストローの循環利用に乗り出した。 HAYAMIを通じ、JAは横浜市内の企業の社員用カフェを運営する一冨士フードサービスとも協力。HAYAMIから仕入れてカフェで使った草ストローを燃えるごみとして処分せず、煮沸殺菌してから、畜産現場に供給する。 JAは当初、酪農の飼料としての活用を想定。管内の酪農家で試験的に与える