IT事業を手がけるインディテール(札幌)とグループ2社が、札幌地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが31日分かった。本体の業績低迷に加え、子会社が手がける食用コオロギの養殖事業が軌道に乗らず、昨年末に事業を停止していた。帝国データバンク札幌支店によると、3社合計の負債総額は2億4290万円。...
寒い冬に体が温まる鍋やすき焼きの具材として人気のシイタケ。北海道はその一大産地です。ただ、近年は生産量が大きく減少しているのをご存じでしょうか。2021年の生産量は5631トン。直近5年でピークだった2017年と比べて3割近く減っており、マイタケやナメコといった他のキノコ類と比べて落ち込みが顕著です。今回はシイタケ生産の現場を訪ね、生産減少の背景を探りました。(経済部 高橋智也) 「おいしいシイタケには繊細な温度管理が重要です。ほんの数度の違いで生育に大きな影響を及ぼします」。2023年12月に取材に訪れた札幌市清田区の農園「清田しいたけファーム」。代表の嶋川正洋さんが、ビニールハウス内でシイタケの生育状況を確認しながら教えてくれました。
札幌の伝統野菜である巨大キャベツ「札幌大球(たいきゅう)」が今夏の猛暑で生育に深刻な打撃を受けた。高原野菜のキャベツはもともと暑さに弱く、成長する前に腐って出荷できないケースが相次いだ。今年は、昨年より1戸多い3戸の農家が生産したが、収穫数は昨年を下回る状況で、市民有志の応援組織が購入を呼びかけている。 札幌市農協によると、今年の収穫は10月下旬に始まり、今月1日に終了。猛暑や豪雨の影響で一部が腐るなどして売り物にならないものが多かったといい、収穫できたのは計1787玉。生産農家が2戸だった昨年の計1918玉から100玉以上減った。市農協の担当者は「手塩にかけて育てた札幌大球が売り物にならず、農家も肩を落としている」と話す。 こうした状況を受け、札幌大球の普及に向け、2015年に結成した市民有志の「札幌大球応援隊」は、生産農家を元気づけるためオーナー制度のPRを強化。制度は、1口4500円
札幌医科大が総合医療メーカーのニプロ(大阪)と共同で開発した、世界初の脊髄損傷の再生医療治療薬「ステミラック」が2018年末に国の製造販売の承認を得てから5年がたった。この間、投与を行う施設は全国に広がり、約150人が保険診療で治療を受けた。かつて脊髄損傷の治療は手術やリハビリ以外に選択肢がなかったが、北海道・札幌で生まれた画期的な治療薬の登場で、傷ついた神経そのものを再生させることが可能になった。寝たきりや手足がまひした患者が、起き上がったり手足が動くようになり、日常生活を取り戻している。(報道センター 岩本進) 「幸せ、最高です」。23年12月7日、福嶌友架(ふくしま・ゆうか)さん(21)=山口市=が札医大病院の玄関前で満面に笑みを浮かべた。半年近い治療とリハビリを終え、退院を迎えた。2本の足で一歩ずつ前へと踏み出した。
【深川】有機栽培に取り組む市内音江町の農家上島(たかしま)一也さん(37)、ひすいさん(37)夫妻が生産した無農薬、無化学肥料で栽培した「ゆめぴりか」が、東京で開かれた「東京米スターセレクションKIWAMI米コンテスト2023」で、最高賞に次ぐ金賞を道内で唯一受賞した。金賞の受賞は2年連続。2人は「今年は猛暑で栽培に苦労したが、評価されてうれしい」と喜んでいる。...
美唄市の稲作農家山口勝利さん(71)は、今年限りで水田20ヘクタールのうち半分の10ヘクタールを手放す。「体力もそろそろ限界。来年からは残りの10ヘクタールでコメを作って、あと3~4年で辞めようと思っている」。入植から4代目、就農46年目の決断だった。投資が過大にならないよう心がけ、経営は安定していたが、子供3人は農業以外を選び、後継ぎはいない。...
11月29日の早朝。伊達市内の旧小学校跡地に建設された稀府(まれっぷ)農業研修センターで、曽川智史センター長(43)がミニトマトの収穫作業を淡々と続けていた。「今夏は、この施設の持ち味が存分に発揮されました」。そう語り、手中の真っ赤な実に優しい視線を送った。...
「これは特別な米」。全国有数のブランド米販売で知られる、東京都目黒区の米穀店スズノブ社長の西島豊造さん(61)は芦別産の高度クリーン米「ななつぼし」を見て力を込めた。「お米のソムリエ」とも呼ばれる西島さんは「のどごしが良く甘い。冷めた後も味が変わらない」と話す。...
【奈井江】新砂川農協(本所・砂川市)は、農薬や化学肥料を使わず栽培した空知管内奈井江町産米を初出荷する。同農協の米のブランド力を高めようと企画した。「栽培期間中、化学肥料、化学農薬不使用米」と表記し、最高級品として道外の米店2カ所で販売する。...
NTTコミュニケーションズ(東京)とホクレンなどがドローンと人工知能(AI)を使い、牧草地の雑草を特定し、ピンポイントで除草するシステムの構築に向け、実証実験に取り組んでいる。酪農業でも顕著な生産資材の高騰や人手不足への対応のためで、ピンポイントで除草することで農薬散布量や作業時間の大幅削減を実現し、将来的に事業化したい考えだ。...
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