牛トレーサビリティ法とは あなたは牛トレーサビリティ法(牛トレサ法)というのを聞いたことがあるだろうか。これはBSE(いわゆる狂牛病)問題が契機となり制定された、牛の個体識別番号を一元管理するための法律である。 この制度では、農場で牛の耳に識別番号が表記されたプラカードのようなタグを取り付けることを義務付けている。その番号をデータベースで管理することによって、加工・製造業者からスーパー、レストランまで、最終的に消費者に届くまでの牛の追跡可能性(トレーサビリティ)を実現しようというものだ。 農家や業者に対してデータをきちんと管理することを義務付け、違反した場合に罰則を適用する事によってそれを守るインセンティブを与えている。 牛のデータがきちんと入力・管理され、改ざんされたりしない限り、ある程度の信頼性をもって牛の産地を確認することが出来る。 あまりご存知ない方も多いかもしれないが、実は立ち食
乳牛において、蹄の怪我や病気は蹄病と呼ばれ、生産物の質・量の低下につながるのみならず、放置すると乳牛の命に関わる、早期発見が重要な疾病となっている。蹄病の兆候は、乳牛の背中の曲がり具合や歩き方に現れることが知られており、これまでは、乳牛の背中の曲がり方を画像から検出して蹄病を検出する手法が研究されていた。しかし、予防・早期発見が重要であるとされている蹄病において、この手法で検出対象となるのは中程度~重度の蹄病のみであった。 そこで、八木教授らの研究グループは、人物歩行映像解析技術を乳牛に応用し、乳牛の歩行映像から蹄病を軽度のうちに99%以上の精度で発見する手法を開発した。具体的には、物体までの距離を計測可能なカメラである距離画像センサ(Microsoft Kinect)に防水・防塵加工を施し、研究協力機関である酪農学園大学の牛舎に設置した。撮影された大量の乳牛の歩行映像をもとに歩行の様子を
全国の畜産関係農場をデータ化―家畜防疫マップシステムを稼働 農水省 農水省消費・安全局動物衛生課は、各都道府県で把握している畜産関係農場や畜産関連施設などの情報を全国統一の「家畜防疫マップシステム」としてデータ化し10月から稼働を開始。今後、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザなど家畜伝染病対策として活用していく。 このシステムは、平成22年に宮崎県で発生した口蹄疫の検証委員会がその報告書で「農場の所在地や畜種、頭数などについて行政が十分に把握していなかったことが、初動の遅れにつながったと指摘したことを受けて、農水省が民間企業と共同で開発したもの。 各都道府県が把握している畜産関係の農場と関連施設などの情報を地図上に表示するもので、それぞれの農場について、所在地・農場名・管理者・飼養家畜・飼養頭羽数のデータが入力されており閲覧できるようになっている。 口蹄疫などの家畜伝染病の疑いや発生があっ
水稲作柄データで予測 8月遅場 調査効率化へ 農水省 農水省は2020年度から、水稲作柄概況調査に衛星データと気象データを活用する。初年度は8月15日時点の西日本を中心とした遅場地帯が対象。従来は実測調査だった。新方式では同省が構築した予測式にデータを当てはめ、10アール収量を推計できるようになる。農作物の作柄調査で衛星データを使うのは珍しく、調査の効率化と精度の向上が期待される。 農水省は7~9月の3カ月間、全国各地で水稲の生育状況を調べ、作柄概況を発表している。同省職員や専門調査員が現地で草丈や茎数、穂数、1穂当たりのもみ数などを測定する。 今年からは8月15日時点の遅場地帯で実測調査をやめて、データに基づく予測とする。関東や東海、近畿、中国の一部と四国、九州の27都府県が対象だ。 遅場地帯では、この時点で出穂が十分でなく作柄の予測が難しかったため、これまでは出穂前後の草丈や茎数を実際
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