阿武隈高地を中心とした福島県畜産業の復興に向け、県は和牛繁殖農家の負担軽減を図る実証事業を飯舘村で始める。ICT(情報通信技術)機器を活用してカメラを一元的に管理し、牛舎から離れた場所でもタブレット端末やスマートフォンなどで雌牛の発情や体温異常などを確認できるシステムを、同村で本格的な営農再開に取り組む農家1戸に導入。モデルを構築し、他地域での普及拡大を目指す。 県は飼養や経営管理に労力がかかる大規模農家での導入を想定。雌牛の異常や発情の情報がメールで通知されるため、煩雑な夜間などの見回りの負担軽減や出産時の事故防止が期待される。 また情報の一元管理により、子牛の販売価格を含む収支や餌の栄養バランス、畜産のGAP(ギャップ、農業生産工程管理)に沿った点検項目などをデータとして記録でき、作業が効率化される。 畜産現場では体温から風邪や病気の有無などの健康状態を把握する「サーモカメラ」や、発情
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く