パナソニックは、2021年6月に家電と食材を一緒に届ける新種のサブスクリプションサービス「foodable(フーダブル)」を開始した。すでに利用者は計画比の3倍を達成したという。家電メーカーである同社が、なぜ食材とセットで商品を貸し出すサービスを始めたのか? foodableは月額3980円で家電と食材を楽しめるサブスクリプションサービス。オーブントースターのセットでは、国産小麦を使用した冷凍パンがセットになっている <前回(第4回)はこちら> 目まぐるしい発展を遂げるIoT家電。技術進化やデータ活用が進み、機能性や利便性は驚くほど高まっているが、こと製品の販売手法に限っては旧来のままだ。ユーザーのライフスタイルが変化する中で、せっかくのフードテックも“宝の持ち腐れ”になりかねない。そんな現状にメスを入れようとしているのが、パナソニックが始めた家電と食のサブスクリプションサービス「food