カ(蚊)は、ハエ目(双翅目)糸角亜目カ科(学名: Culicidae)に属する昆虫である。イエカ属、ヤブカ属、ハマダラカ属など35属、約2,500種~約3000種が世界に存在し、うち日本は100種程度である(東京都福祉保健局による)[1]。ヒトなどから血液を吸う吸血動物であり、種によっては各種の病気を媒介する衛生害虫である。 カの最も古い化石は、1億7,000万年前の中生代ジュラ紀の地層から発見されている。 形態 Culiseta longiareolata (Macquart, 1838) のメス 体長 成虫はハエと同様、2枚の翅を持ち、後翅は退化して平均棍になっている。細長い体型で、頭は丸く、足は長い。大きさは様々だが、ほとんどは15mm以下である。 消化管 カの消化管は前腸、中腸、後腸の3つの部分に分けられる[2]。前腸には口、唾液腺、食道などがある[2]。カには胃のほかに腹側吸胃と