「最低限必要な日本史の知識を考えてみた」でも書いたけれど、歴史教科書やいわゆる教養書、いずれも細かすぎるという不満がある。私のようにそこまで歴史に詳しくなりたいと思っていない人間にとっては内容が過剰すぎるのだ。 知識には「知らない」と「知っている」と「詳しく知っている」の3段階があると思う。そして「知らない」と「知っている」の差は果てしなく大きい。歴史を学びたければ高校の歴史教科書が良いとは言っても、「知らない」ところからスタートするにはハードルが高すぎる。 そこで、もし私が子供の頃に出会うのなら、こういう資料が欲しかったな、という思いを込めて「10分で日本史」という資料を作ってみた。表紙含め10ページしかないので、1ページ1分で読めば10分で全部読める。 原始時代から現代までを網羅しており、人物も権力の移り変わりに重点を置くことで、歴史好きでなくとも知られているような主要人物はひと通り出