以前、カクヨムで大腸がんの体験記を公開したことがあります。 kakuyomu.jp 内容としては初期の大腸がんの手術をしてしばらく入院したというだけのことで、辛い闘病体験やそれでもこんな仲間が支えてくれました的なドラマを期待されると当てが外れてしまうと思います。単に当時考えていたことを淡々と書いただけですので。 そもそも病状としては別に大したことがないし、治るものを手術して順当に治したというだけですが、それでも「がん」という言葉の持つ響きは軽いものではありません。普通ならまだこういう病気にかかる年齢ではないのに手術なんてするような事態になってしまうと、冒頭に書いたように「罰が当たったのだろうか」と考えてしまう人は少なくないようです。 手術のために入院する前に、多くの人のがんの闘病記を読みました。すると、やはり告知を受けると「自分は何か悪いことをしたのか」と考えてしまう人が多いのです。がんに