「低音域だけが迫力ではない。中音域や高音域が空気感を作り出すからこそ低音域が映え、没入感が生まれる。」と考えていた。一方、「音が身体を揺さぶらないイヤホン・ヘッドホンがリアルだと思えるわけがない」という諦めもあった。 しかし驚くべきことにその身体を揺さぶる感覚を半ば再現してしまったのが本機だ。どこかのイベントの吹奏楽で感じたあの振動が蘇る。 「低音域の量ばかりが多く中音域や高音域が覆い隠され眠い音」というのが第一印象だった。諦めの気持ちでしばらく聞いていてあることに気づく。「低音域が鼓膜ではなく頭全体に響き、痺れる」のだ。 ポテンシャルはあるのに残念と思いつつ、このまま手放すのも面倒なのでとりあえずイコライザーを弄ることにした。そこで様々なジャンルを試し、-6、-6、-2、2、4、3、1、0、0、0という設定に辿り着く。 低音域の支配は無くなった。しかし低音域が出る曲ではしっかり出てくれる
【スペック】 メーカー:apple 発売年:2019年 再生周波数帯域:不明 参考価格:27800円 形状:カナル型 特記事項:ノイズキャンセリング機能 【評価】 音質:71点 装着感:4.5 遮音性:5 音漏れ:4.5 デザイン:3 携帯性:5 オススメ度:5 【総評】 音の傾向は高音寄りの弱ドンシャリ。低音は薄く浅いが、アタック感が強めで軽快。中音は透明感の高い滑らかな質。ややざらつきも感じるが、耳に痛い音では無い。低音の質感も相まってとても見通しが良い。高音は自然にサラサラと鳴る。また、薄く煌めきを感じる。解像度はこの値段のワイヤレスイヤホンとして普通だと思う。見通しが良い音なので高く聞こえる人もいると思う。音場は独特。ビタっと薄く目の前に張り付いたような感じで横に広い。縦や前後の奥行は殆ど感じられない。音色は寒色系の明るい音。切れ・スピード感はそれなり。全体的にのっぺりゆったりとし
2022.04.27 3種のワイヤレスイヤホンを分解! 20倍の価格差の裏にあった、作り手のこだわり・思想の違い 近年、ワイヤレスイヤホンを装着しながら歩いている人をよく見かけるようになりました。最近では低価格から高価格商品まで、ラインナップの幅が広がっています。しかし「いろんな種類があるけど、いったい何が違うの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。 そこで、価格が異なる3種類のワイヤレスイヤホンを分解して、中身の違いを調べてみました。分解するのは、『「100円ショップ」のガジェットを分解してみる!』の著者である「ThousanDIY」こと山崎雅夫さん。分解によって見えてきた3種の製品の特徴やモノづくりに対する思想の違い、今後の市場の変化とは? ThousanDIY 山崎雅夫さん 電子回路設計エンジニア。現在は某半導体設計会社で、機能評価と製品解析を担当。2016年ごろから電
今使っているワイヤレスイヤホンのEdifier NeoBuds Proが2021年に出た製品でちょっと古めになったので新しいのが欲しいと思い、情報収集をしていた。入門記事で、あまり触れられていないことがあったのでまとめておきたい。 現在、Amazon新生活セールFINALでセール価格になっている製品が多いので、気になる製品は価格をチェックして欲しい。 LDAC接続は再生時間が短くなる ワイヤレスイヤホンの再生時間は初心者にはわかりにくい。10時間以上の再生をうたうものはバッテリーケースを使っての充電を含めての場合を言っているものがほとんどだ。*1更にイヤホン本体のみの再生時間はノイズキャンセルON/OFFと使うCODECによって変わってくる。 「LDAC接続は高音質」みたいなことはよく書かれるのだが、この再生時間がかなり短くなることについては触れられていないことが多くて罠だ。ハイレゾのCO
世界最大級のエレクトロニクスショウ「CES2024」が、アメリカ・ラスベガスにて1月9日(現地時間)より開催。日本企業の最先端テクノロジーを紹介する「Japan Tech Project」エリア内では、NTTのコンシューマー向け音響ブランド・nwmが出展している。 独自の音漏れ防止技術「PSZ(Personalized Sound Zone)」を搭載した、“ながら聴き”イヤホン製品を展開するnwm。今回のCESでは、初のPSZ技術搭載ヘッドホン「MBH001」を披露している。 PSZ技術による“ながら聴き”性能はそのままに、より音質を追求したというモデルで、35mmウーファーと12mmトゥイーターのデュアルドライバーを搭載。ドライバー部分は耳と正対するよう角度を調節することが可能になっているほか、オープンエアー構造からハウジングのない設計によって従来のヘッドホンより軽く、装着感も快適なのが
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 明治大学の渡邊研究室に所属する研究者らが発表した論文「WhisperCast: ヘッドフォン装着者だけが聴取可能な音を再生する磁気誘導を利用した手法の検討」は、ヘッドフォンやイヤフォンを装着している人のみが聞こえる音声や音楽を外部から挿入するシステムを提案した研究報告である。 このシステムは、磁気誘導を用いて、ヘッドフォンやイヤフォン内の振動板を直接鳴動させ、装着者だけが聴取できる音を生成する。WhisperCastのハードウェア構成には、空芯コイルとアンプを含んでいる。 具体的なプロセスとして、コンピュータが任意の波形(通知音や好きな音楽
JBLのワイヤレスヘッドホン徹底比較 外観・付属品比較 JBL3製品で比べるとこんな感じ。デザインだけで言えばTUNE770NCが一番好きかも。 左からTUNE770NC、LIVE770NC、TOUR ONE M2 付属品の違いとして、TUNE770NCはポーチなどの付属はなし、LIVE770NCはポーチが付属、TOUR ONE M2はハードケースが付属しているので一番安心して持ち運びができます。 左がLIVE770NCの付属ポーチ、右がTOUR ONE M2の付属ハードケース、TUNE770NCは付属なし ドライバー部はそれぞれスイーベル仕様で90くるっと回るようになっています。 左からTUNE770NC、LIVE770NC、TOUR ONE M2 折りたたむこともできるので、コンパクトに持ち運ぶこともできます。 すべてコンパクトに折りたたみ可能 ヘッドバンド部分は12段階で調整可能。
最近イヤホンが増えてきまして、お気に入りのイヤホンを無線化できたらと思ってワイヤレスアダプターを探していたところ、Shure RMCE-TW2とFiiO UTWS5の2機種の評判が良さそうだったので比較検討をしました。結果的に私はShure RMCE-TW2を選び、その後でFiiO UTWS5が中古でお買い得価格だったので、UTWS5も買いました。この2機種を比較検討されている方が多いと思いますので、今回は実際にこの2機種を持っているからこそ、スペックだけでなく、ユーザー目線でどちらがおすすめかを比較していきたいと思います。 結論としては価格を気にしないのであれば「Shure RMCE-TW2」がおすすめです。それはFiiO UTWS5に対して以下の3点が明らかに優位性があるからです。(追記)UTWS5はアップデートにより外音取り込み(アンビエント)モードに対応しました。そのためフィット感
音楽は普段、スマホとヘッドホンで、という方も多いと思います。でもしっかりとセッティングしたスピーカーで音楽を聴くと、ヘッドホンでは味わえない広がり感や豊かさを感じることができます。今回は、超初心者シリーズとして、ミニコンポやHi-Fiシステムで活用できる「スピーカーの置き方」についてご紹介します。 正しくスピーカーを接続する まずスピーカーをセッティングする前に大切なのは、スピーカーとオーディオ機器を正確に接続することです。スピーカー1本につきケーブルをプラス(+)とマイナス(−)2本接続しますので、計4本のケーブルを接続することになります。アンプのLチャンネルは左に、Rチャンネルは右のスピーカーに接続します。 スピーカーケーブルにはプラス(+)とマイナス(−)がありますので、アンプとスピーカーの端子それぞれのプラスとマイナスを間違えないように接続しましょう。下の写真のようにプラスとマイナ
インナーイヤー型とは思えない芯のしっかりしたサウンド 耳をふさがない軽い装着感なので“ながら聴き”も可能 インナーイヤー型TWSでマルチポイント対応はレア ノイズキャンセリングはおまけ程度の効果 aptX Losslessの導入ハードルが高い 総合評価 9/10 TWSコレクターの猫居です。 今回レビューするのはSOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン、Air 4。 インナーイヤー型ながら厚みのある低音が特徴だったAir 3 Deluxe HSの進化版ですね。 マルチポイント対応 ノイズキャンセリング機能搭載 aptX Lossless対応 簡素な機能なことが多いインナーイヤー型TWSとは思えない高機能さが目を引きます。 音質や機能面の違いなどをAir 3 Deluxe HSと実際に使い比べてチェックしていきます。 *本レビューはメーカー様よりサンプルをご提供いただいております。執筆料
ゼンハイザー HD 450BTの自腹レビュー|SONYの名機と聴き比べて選んだワイヤレスヘッドフォン 2023 10/07
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く