JR博多駅3・4番ホームで営業している立ち食いうどんとそばの店。隣のホームに見える赤ちょうちんの店が3カ月限定のおでんの店=福岡市博多区で2022年11月17日午後6時16分、井上俊樹撮影 駅ホームの立ち食いそばやうどん店が相次いで店を閉じている。9月末には東海道新幹線の東京駅ホーム唯一の店も30年以上の歴史に幕を閉じた。新型コロナウイルスの感染拡大で鉄道利用者が減った影響が大きいが、苦境はコロナ以前からだったようだ。「早い、安い」で出張者や鉄道ファンらの胃袋を満たしてきた「駅そば」はなくなってしまうのだろうか。 東京駅の18・19番ホームにあった「東京グル麺」は、東海道新幹線の東京駅ホームに最後まで残った立ち食いそばとうどんの店だった。かけそばが1杯300円で、名物はトンカツの卵とじを乗せたかつ煮そば(620円)。運営するジェイアール東海パッセンジャーズ(東京都中央区)によると、1988