11月末に試用版も公開されたVDI(Virtual Desktop Infrastructure)ソリューションの最新版「VMware View 4」。最大の特徴は、新たにサポートした画面転送プロトコル「PCoIP(PC over IP)」だろう。今回は、PCoIPにフォーカスして解説していく。 ■ディスプレイ出力を圧縮しIP化して転送するPCoIP PCoIPは、Windows OSに搭載されているRDP(Remote Desktop Protocol)と同じような画面転送のためのプロトコルだ。 PCoIPは、VMwareが開発したモノではなく、カナダのTeradiciが開発したプロトコルだ。Teradiciがリリースした当初は、ホスト側のビデオカードの出力(DVI)をPCoIPプロトコルに変換する専用カードとPCoIPプロトコルを受信する専用ターミナルというハードウェアで構成されていた
Windows 7のパッケージ発売に合わせるように正式発売されたVMware Workstation 7(以下、WS 7)。今回は、このWS 7を実際に使ってみて、どのような機能を持っているか紹介する。 ■Windows 7をAero UIで動かしてみる WS 7のテスト用に用意したのは、AMDのPhenom IIとNVIDIAのグラフィックカードを使ったPC。この環境に、WS 7をインストールしてみた。ホストOSとしては、Windows 7 64ビット版を使った。 WS 7のインストール自体は、非常に簡単だ。VMwareのWebサイトで30日間使用できる試用版が提供されている。これをダウンロードして、インストールすればOKだ。ちなみに、WS 7のプログラムは、32ビット/64ビットのWindows版、32ビットLinux、64ビットLinuxの3つが用意されているので、ホストOSの種類に
VMwareのデスクトップ仮想化の取り組み。WANやLANに対しては、独自の転送プロトコル「PCoIP」を提供。ローカルPCに対しては、仮想環境を物理マシンに組み込む「Client Virtualization」を提供する Herrod氏はまず、仮想デスクトップの現状を紹介。「仮想デスクトップ製品のVMware Viewは7000以上のユーザーが採用し、100万台以上のデスクトップを出荷している」と、多くの企業で利用が始まっていると説明。「仮想デスクトップで重要なのは、ユーザーがどのような体験が得られるかだ」と、ローカルPCと違いのない環境を仮想デスクトップでも提供できることの重要性を強調。 これを実現するものとして、WANやLAN環境向けに独自の転送プロトコル「PCoIP」を、ローカルPC向けにはClient Virtualizationを提供すると発表。「PCoIPを利用することで、W
Sun Microsystems, Inc.は6月30日、USB機器も利用できるフリーの仮想PC作成・実行ソフト「Sun xVM VirtualBox」の最新版v3.0.0を公開した。最新版の主な変更点は、仮想PC上のWindows環境でDirect3Dを利用したソフトも動作可能になったこと。これによりDirectXの3D機能を利用した3Dゲームやソフトも仮想PC上で利用できるようになった。 仮想PC上でDirect3Dを利用するには、まず仮想PCが起動していない状態で仮想PCの設定を開き、“Display”画面の“3Dアクセラレーションを有効化”チェックボックスをONにする。次に、仮想PCのWindowsをセーフモードで起動し、仮想PCウィンドウの[デバイス]メニューにある[Guest Additionsのインストール]項目を選択し、仮想PC上で「Sun VirtualBox Guest
Sun Microsystems, Inc.は21日、フリーの仮想PC作成・実行ソフト「Sun xVM VirtualBox」の最新版v2.1.2を公開した。 今回の主な変更点は、仮想PCにインストールする“ゲストOS”として、次期Windows“Windows 7”を利用可能になったこと。仮想PCの新規作成ダイアログ上で、ゲストOSの種類として“Windows 7”“Windows 7(64 bit)”が選択可能になったほか、本ソフトを実行する“ホストOS”とゲストOS間で自由なマウス移動やクリップボードの共有を可能にする補助ツール「Guest Additions」も、“Windows 7”に対応した。 そのほか、ゲストOSで利用するメモリ量をホストOSが認識するメモリ量の75%までGUI上で設定可能になったほか、ゲストOSがWindows 2000の際に共有フォルダへアクセスするとOS
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く