オラクルはJavaをサーバレス環境で実行するのに最適化した技術「GraalOS」を発表しました。 同時に、Oracle Cloudのサーバレス実行基盤である「Oracle Cloud Functions」でGraalOSの機能を提供することも発表されました。 Javaをコンパイルし、ネイティブバイナリを実行 GraalOSは名称にOSと付いているものの、LinuxやWindowsのようなOSではなく、Javaをデプロイする新たな技術とその基盤を指します。 具体的には、同社が提供しているJava実行環境である「GraalVM」のコンパイラを用いてJavaをコンパイルしてネイティブバイナリを生成し、それをサーバレス基盤にデプロイし実行することで、サーバレスアプリケーションの瞬時の起動と高速な実行などを実現するというものです。 参考:Javaのネイティブバイナリ生成可能なGraalVMの全機能が
VSCode の新機能「built-in port forwarding」を使いローカルサーバーにインターネット側からアクセスHTMLJavaScriptNode.jsVSCode はじめに この記事は、以下の公式ポストや、VSCode のアップデート後のリリースノートにも出ていた「built-in port forwarding」を試してみた話です。 この機能を使うと、ローカルにあるサーバにインターネットからアクセスできるようになります。 同様のことを実現するものには、有名どころの 1つに「ngrok(エングロック)」があったり、その他にもたくさんの類似サービスがあります。 実際に VSCode の built-in port forwarding を試してみる それでは、VSCode の built-in port forwarding を試してみます。 自分が試す際に参考にした情報は
エムスリーエンジニアリンググループ製薬企業向けプラットフォームチームの三浦 (@yuba)です。普段はサービス開発やバッチ処理開発をメインにやっておりますが、チームSREに参加してからはこれに加えて担当サービスのインフラ管理、そしてクラウド移行に携わっています。 今回はそのクラウド移行の話そのものではないのですが、それと必ず絡んでくるインフラ設定に関してです。 アクセス元IPアドレスを知りたい Webアプリケーションがアクセス元IPアドレスを知りたいシーンというのは、大まかに二つかと思います。ログ記録用と、アクセス制限ですね。どちらもアプリケーションそのものではなく手前のWebサーバの責務のようにも思えますが、そうとも言い切れません。動作ログ、特に異常リクエストをはじいた記録なんかにセットでIPアドレスを付けたいとなるとアプリケーション要件ですし、アクセス制限についてもマルチテナントサービ
IPアドレスのサーバ証明書が欲しい場合があります。そうすれば、ドメインを取得せずともサーバとHTTPS通信ができるようになります。 その他にも例えばDNS over HTTPSではIPアドレスでアクセス出来るように、有効な証明書がセットされていたりします。 https://1.1.1.1 https://8.8.8.8 しかし、Let's Encryptでは、IPアドレスのサーバ証明書は取得できません ~$ sudo certbot certonly --nginx -d 160.16.124.39 Requested name 160.16.124.39 is an IP address. The Let's Encrypt certificateauthority will not issue certificates for a bare IP address.ZeroSSLでは出来
はてなブログでSREをやっているid:cohalzです。 2019年12月頃からid:utgwkkやid:onkとともに、はてなブログにおけるキャッシュ周りの改善を行いました。その結果、次のような成果が得られました。 ブログ記事のキャッシュヒット率が、1日平均で8%から58%に向上 アプリケーションサーバの台数を、以前の半数以下に削減 DBに届くリクエスト数が、以前の3分の2まで減少 レスポンスタイムの平均が、以前の8割まで減少 この記事では、実際にどういった改善を行ったのか、その際に気をつけたことや大変だったことを紹介します。 はてなブログがVarnishを導入した経緯と課題 開発合宿をきっかけに問題が明らかになる 進め方をまず考える ホストのメモリをできるだけたくさん利用する メモリを積んだホストでなぜかレイテンシが悪化 キャッシュが分散しないようVaryヘッダを使う デバイス情報を適
Intro Web の https 化が進み、それに伴って https を前提とする API も増えてきた。 そうした API を用いた開発をローカルで行う場合、 localhost という特別なホストを用いることもできるが、それだけでは間に合わないケースも少なからずある。 localhost を https にするという方法もあるが、そのように紹介されている方法には、いくつか注意すべき点もある。 この辺りの話を、直近 1 ヶ月で 3 回くらいしたので、筆者が普段使っている方法や注意点についてまとめる。 特に推奨するつもりはない。 Update chrome の --host-rules について追記 localhost での開発の注意点 例として https://example.com にデプロイする予定の ServiceWorker を用いたアプリがあったとする。 開発をローカルで行う
お客さま各位 当社サーバーサービスに関する技術情報共有サイトへの投稿につきまして、当社サービスをご利用いただいているお客さまやお取引をいただいているお客さまをはじめ関係者の方々にご心配、ご迷惑をお掛けしていることを心よりお詫び申し上げます。 2012年に新規提供を終了させていただいております「専用サーバ」サービスにおきまして、2017年にサーバーの物理移設を含むメンテナンスを実施させていただいておりました。 その対応の中で、投稿記事に書かれている内容に合致するハードウェア故障とオペレーションミスに起因するサーバー停止が発生し、謝罪とともに障害報告書と再発防止策をご提示していたケースがございました。 投稿記事は2017年当時の当社の対応に関する内容で、現在までのお客さまに対するご案内やサポート対応がご期待に十分に沿うものではなかったと真摯に反省し、ご指摘を重く受け止めております。 今後につき
と、この例では3回の通信がなされます。1が終わったら 2、2が終わったら 3とバケツリレーされます。 ※3の後に、メールボックスにあるメールをWebで見たりPOP3などでメーラーがメールを取得したりする このSMTPを使用したメールのバケツリレーの様相は、ブラウザとWebサーバーが End to End なHTTP(S)と大きく異なります(HTTPにもプロキシはあって通信が多段になることはありますが、バケツリレーではない)。 「IPレピュテーション」という概念は、上の表の2の通信、インターネット越しに送る側と受け取る側がSMTP通信するところに係わります。 レピュテーション=評価、です。メールにおけるIPレピュテーションとは、受け取る側の送る側の送信元IPアドレスに対する評価 です。この評価によって、受け取る側のメールサーバーは メールを速やかに受け取り受信者の受信箱に配送する メールを受
MOONGIFTはオープンソース・ソフトウェアを紹介するブログです。2021年07月16日で更新停止しました ImgurやGyazoなど画像アップロードサイトは多数あります。そうしたサイトを使うことで友人やコミュニティサイトなどで画像共有を簡単に行えますが、コンテンツの公開制限をはじめ、自分で制御できないことに不安を感じる人もいるでしょう。 そこで使ってみたいのがimgpushです。画像を簡単にアップロードできるサーバを手軽に設置できます。 imgpushの使い方 imgpushを立てたら、後はそこにポストするだけです。 $ curl -F 'file=@photo.jpg' http://localhost:5000 {"filename":"Vl0U9.png"} この場合、 http://localhost:5000/Vl0U9.png で画像にアクセスできます。 wとhというパラメ
Let’s Encrypt は無料でサーバー証明書を発行してくれる認証局です。2016 年のサービス開始以来、 急速に普及しています。 Let’s Encrypt の証明書発行には ACME プロトコルに対応したクライアントソフトウェアを使います。主要な ACME クライアントソフトウェアは ACME Client Implementations で紹介されています。Let’s Encrypt のサイトでは certbot というツールが推奨されているのですが、 このツールは Windows には対応していません。Windows 環境では win-acme (旧名 letsencrypt-win-simple) というツールが良く使われているようです。 私も、 これまで win-acme を使ってきたのですが、 先日、 ふとしたことで mod_md という Apache モジュールの存在を
なぜ今までのDNSでは問題があるのか インターネット上の通信の多くは、ブラウザを利用したウェブによるものです。 セキュリティ向上のため、GoogleやFireFoxといった大手ブラウザベンダーが平文通信であるHTTPから暗号通信であるHTTPSへの移行を推奨し、盗聴・改竄・なりすましといった問題を解決することが出来ます。 しかしながら、そのHTTPS通信をする前のDNSによるドメイン解決は暗号化されておらず盗聴でアクセスするホスト名を把握される、なりすましで偽の応答を返されるといった可能性があります。 それを防ぐための方法の1つが、DNS over HTTPSです。 DNS over HTTPSとは 今までDNSサーバ(フルリゾルバ)の(主に)UDPポート53番に対して行われていたDNSによる名前解決を、TCPポート443番に対するHTTPS(HTTP/2 over TLS)通信上で行うプ
はてブ こんにちは、マッチングサイト専門の製作会社、株式会社ロボラボでエンジニアをしている川端です。 弊社はマッチングサイト開発を専門に扱っているため「マッチングサイトを作りたい!」という方がよくご相談にいらっしゃいます。 ご相談者の「こういうマッチングサイトがあると凄く便利だと思うんです!」という熱い思いにあてられ、弊社も最高のマッチングサイトを作ろう!という気持ちに火がついてしまいます。 ただ、そこには一点大きな問題が。 それはマッチングサイト開発には多大なお金がかかるということです。 価格は一概には言えませんが、弊社では初期開発で200万〜300万円ぐらいの規模の案件が多いです。 200~300万円という価格はシステム開発では小規模な部類に入りますが、スタートアップや、個人事業主にとっては大きな支出ですよね。 見積りをお出ししたときの「そんなにするんですね…」という相談者の様子を見る
おがた (@xtetsuji) です。 ずいぶん以前に公開したんですが、Postfixのメールログを行指向にする maillog-hashnize.pl というプログラムをご紹介します。 enhancement of “pflog” for parsing maillog of postfix 2.3 or higher version. もともと社内で使っていたプログラムだったのですが、数年前の当時、上司等に掛けあってたぶん初めて会社発OSSとして世に出せたプログラムです。公開方法も当時は最善策が思いつかず、個人アカウントでGistに貼りつけて公開という感じ。その際、会社の製品ブログで会社の取り組みとしてこれの紹介をしたのですが、いつの間にかその製品ブログ自体が無くなってしまったので、これを紹介する日本語の文章は無くなってしまいました。 紹介記事も無くなり、私もこのプログラムの存在自体ず
アニメ自動録画とマストドンを組み合わせる「foltia ANIME LOCKER 5.0 [with Mastodon]」がすごい:マストドンつまみ食い日記 5月26日、フォルティアコミュニケーションズから「foltia ANIME LOCKER 5.0 [with Mastodon]」が発表された。 foltia ANIME LOCKERは、Amazon Drive連携による無制限のストレージ、全自動CMカット、アニメ番組表サイト「しょぼいカレンダー」と連動したアニメ自動予約、EPG番組表による予約、キーワード予約、MP4自動変換、ビデオポッドキャスト、スマートフォンやタブレットからの視聴、ラジオ録音、DLNAサーバ、Windowsファイル共有サーバ、テレビ放送のリアルタイム視聴までサポートする高性能のアニメ自動録画ソリューション。 foltiaはテレビ番組を録画するためのLinux用オ
おはようございます、ImageFlux開発責任者のharukasanです。3日前の4月14日、ピクシブではPawooが急にリリースされることになりまして、ここ数日はずっとPawooサーバにログインしていました。このPawooサーバ、既にピクシブの監視体制に入っており、アラート受信後インフラエンジニアが障害対応できる仕組みを整えています。案の定、リリース直後の15、16日は週末にもかかわらずアラートを受け取ることになり、サーバにはりつくことになったわけです。どんなシステムであろうとアラートを受け取ったら対応する、それが我らインフラエンジニアです。 pawoo.netの構成 さて、それではまずPawooの構成を見ていきましょう。digすればわかりますがpawoo.netはAWS上に構成されています。数百台以上の物理サーバを常時運用しているピクシブであっても、さすがにこんなにはやく物理サーバは用
Netflixのようなストリーミング配信サービスを自前で用意して、自分のサーバーに置いたムービーをストリーミング配信して他人と共有できるプログラム「Streama」を開発した強者が現れました。StreamaはGithubでMITライセンスで公開されています。 Streama by dularion http://dularion.github.io/streama/ Streamaを開発したdularionことAntonia Engfors氏にとって最も大切なのはショーやムービーをできる限り簡単かつ楽しく取り扱うことだったとのこと。Netflixの使い勝手に感銘を受けたEngfors氏は、自分で運用できるNetflixを作るべくStreamaを開発したというわけです。 これがStreamaの管理者画面。ムービーはジャンルで管理することができます。 theMovieDatabase.orgの
名探偵コナンじゃないですが、 『犯人はこの中にいる!』 みたいな事件が社内で起こってしまいました。 今回の犯人はT.M.君。 犯した罪はメールボムを使用したサーバー攻撃です。 どうもプログラムのデバッグでメールを送信するようにしていたようですが、そのプログラムを走らせたまま帰ってしまいました。 おかげでメールのキューが溜まってしまった結果、業務のメールが送信できなくなり他部署から思いっきり怒られてしまう始末。トホホです。 一度間違いを犯した人は間違いを犯さなくなると思いますが、他の人がやってしまう可能性もあるわけで、善良な社員をゲリラ的テロリストにさせない為にも、きちんと制限を行っておいた方が良いでしょう。 という訳でpostfixで送信元毎の同時送信数を制限する方法について調べて設定してみました。 postfixで使用できるパラメータ postfixのパフォーマンスチューニングに関するマ
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