「貢献感覚」という言葉だけは覚えておいてください。この言葉がこの本のキーワードです。 「嫌われる勇気」の中で「嫌われても構わない」と書かれているのはどういう時? 「人が自由を選ぼうとした時、道に迷うことは当然あるでしょう。そこでアドラー心理学では、自由なる人生の大きな指針として「導きの星」というものを掲げます。旅人が北極星を頼りに旅するように、われわれの人生にも「導きの星」が必要になる。それがアドラー心理学の考え方です。この指針さえ見失わなければいいのだ。こちらの方向に向かって進んでいれば幸福があるのだ、という巨大な理想になります。」 「その星はどこにあるのですか?」 「他者貢献です。」 「あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きて構わない