災害概要 5月10日頃から揺れが始まり、8月27日に島内にあったラカタ山、ダナン山、ペルブワタン山が同時に大噴火を起こした。 火砕流は40km離れたスマトラ島にまで及び、死傷者を出した。噴煙の高さは40~50kmに達し、爆発音は5,000km先にまで轟いた。衝撃波は15日で地球を7周し、東京の気圧にまで影響を与えた。 しかし、死者の大半は、噴火で発生した津波によるものだった。最大46mの津波が周辺の島々を洗い流し、鹿児島市まで到達している。 スマトラ島沖地震が発生するまで、津波の被害としては同国最大規模の惨事。