2014-12-03 「不利益の政治」と、消費増税延期の影響 時事・社会 とりあえず14日までは選挙期間ということで、このブログでも可能な限り選挙関連、政治関連のネタを勇気を振り絞って取り上げていきたいと思います。 利益の政治から、期待の政治、そして「不利益の政治」へ。 というわけで、日本経済新聞の12月3日付朝刊の論説をご紹介。 デフレ脱却をめざすアベノミクスのひとつの特徴は、期待という人の心理に働きかける経済政策である。今すぐではなく、時間軸をつかいながら、ちょっと先の豊かさに期待を持たせる時間差攻撃がミソだ。「期待の政治」である。 ひと昔前の自民党は右肩上がりの経済を前提に、利益の分配がお家芸だった。公共事業を中心に全国津々浦々までみんな等しく豊かになる「利益の政治」だった。 しかしもはやその手法は使えない。すぐさま利益を与えるのも無理だ。期待の政治はそうした中から出てきた変化