世界的な語学教育機関の調査によれば、日本人の英語力はこの10年、低下の一途をたどっているという。グローバル市場での競争力を高めることの重要性が叫ばれて久しい昨今、なぜ日本人の英語はうまくならないのか。香港紙がその理由を専門家に取材している。 世界における、日本人の英語力の順位がまた下がった。 国際的な語学教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF)が、英語を母国語としない国・地域の英語能力指数ランキングを2023年11月に発表した。それによると日本の順位は、113ヵ国・地域中87位と過去最低だった。 世界3位の経済大国としては残念な結果であり、これにより日本の存在感が弱まる可能性があると考える専門家もいる。 劣化する日本人の英語力 EFが毎年実施するこの調査で、2023年の首位に立ったのはオランダだった。そのあとにシンガポール、オーストリア、デンマーク、ノルウェーが続く。 2位