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女性に関するfutenrojinのブックマーク (109)

  • 「ISのテロリストの妻たちは、しばしば男たちより残酷だった」 | 地獄に積極的に加担した女たち

    行方知れずの子供たち 生還者たちはいまもフラッシュバックに悩まされ、その意味において、過去に閉じ込められたままだ。若いシリン・カレフが顔を隠して証言するのは、いつの日か、ISが別の形で復活するのを恐れてのことだ。 彼女の話は、2014年8月4日の恐怖の夜に、ヤジディ教徒たちが暮らす土地がISの手に落ちるところなど、ほかの女性の話と重なる部分が多い。話の脈絡が追えなくなるときもあったが、話の核となる部分は、子供と引き離されたときのトラウマがいまも頭を離れないことだ。 「いちばんつらかったのは、二人の子供と引き離されたときでした。子供たちはイラクへ、私はシリアへ連れていかれました。シリアにはハーレムがあり、女性が売買される市場がありました」 シリンはシンジャール近郊のドメスという場所で、二人の子供とともにISに捕まった。妊娠中だった彼女は、ランブシ村に連れていかれ、そこで3日過ごした後、イラク

    「ISのテロリストの妻たちは、しばしば男たちより残酷だった」 | 地獄に積極的に加担した女たち
  • ISの性奴隷にされた女性たちが証言する、想像を絶する「地獄」 | 子供なのに家族と引き裂かれ、売られ…

    法、その一。「いかなる女も、配偶者あるいは所有物、召使いでないなら、性交は合法でない」 法、その二。「女が召使いや奴隷になるのは戦争を通じてである」 法、その三。「ジハードで戦った男が女性捕虜を手に入れるのは、司令官から与えられたときか、買ったときである」 いまから10世紀前の征服活動のときに書かれたこの中世の文章には、戦利品として獲得した性奴隷の正しい取り扱い方について、もっと具体的な記述もある。たとえば性奴隷の「利用」開始時期は、月経を1回見送ってからだとされている。獲得した性奴隷が妊娠している場合は、出産後だ。いまから見れば鬼畜の所業だが、これがかつてのイスラム帝国における「宗教的な立場から出された見解」だった。 IS(いわゆる「イスラム国」)がイラクとシリアに支配領域を持っていた2014年から2019年までの時期、その支配領域では性奴隷の拉致と酷使が横行したが、それを正当化する拠り

    ISの性奴隷にされた女性たちが証言する、想像を絶する「地獄」 | 子供なのに家族と引き裂かれ、売られ…
  • 米紙「数十年かかったが、ようやく日本の女性の働き方が変わりつつある」 | いまだに課題は多くあるが…

    男女雇用機会均等法の施行から約30年。他の先進国に遅れを取りつつも、日の政府組織や民間企業では、男性優位の職場文化に変化が見られるようになった一方、まだまだ多くの課題が残されてもいる。外務省や大手企業で働く女性たちの現状を、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が取材した。 男女雇用機会均等法が施行された翌年の1987年、のちに日の皇后となる女性が外務省に入省した。彼女は3人しかいない女性の新人外交官のひとりだった。当時は小和田雅子という名前だったこの女性は深夜まで働き、日米貿易摩擦の対応などにあたった北米二課で、華々しいキャリアを築いていた。 だが、彼女はそれから6年も経たないうちに退職し、当時は皇太子だった現在の天皇、徳仁と結婚した。 その後の30年で、外務省の状況は大きく変わった──そして、女性たちの置かれた状況も。2020年以降、新人外交官の半数近くを女性が占めるようになり、多くの女性

    米紙「数十年かかったが、ようやく日本の女性の働き方が変わりつつある」 | いまだに課題は多くあるが…
  • 34歳女性記者の体験記「卵子凍結に本気で取り組んでみた私の1年間」 | 実際にかかる費用と体への負担は?

    東京都が費用の助成を開始するなど、国内外で注目を集める「卵子凍結」。一般的に年齢とともに卵子は老化するが、若い頃に卵子を冷凍保管すれば、妊娠したいタイミングで卵子を融解して体外受精に使えるというものだ。英紙の記者が、1年間にわたって卵子凍結をしてみた体験談を記録した。 注射が毎日の儀式に オスロ空港の奥まった片隅にあるトイレの個室。扉の向こうでは、乗客たちがせわしなく行き交う足音が響いている。薄暗いなか、私は白い粉の入った6の小瓶の上に身をかがめ、手探りで注射針と注射器を探り当てた。 注射器でごく少量の生理塩水を吸い上げ、それを各瓶に順番に注入していく。粉と混ざった液体は白く濁り、やがて透明に変わる。私は注射器から最後の気泡を弾き出してから、Tシャツをまくり上げ、下腹部に注射針を刺した。 「ロンドン・ヒースロー行きの最終のご搭乗案内でございます」と、頭上でアナウンスが流れた。 普段はロ

    34歳女性記者の体験記「卵子凍結に本気で取り組んでみた私の1年間」 | 実際にかかる費用と体への負担は?
  • 必死に働く人生にさよなら “じぶん時間”を大切にしはじめた30代女性たち | 急速に広まりつつある「ソフトな生き方」

    必死に働けば、良い生活が待っている。賃金も男性と同等の額をもらえるようになる。そう叩き込まれ、これまで必死に走り続けてきたミレニアル世代の女性たち。だが、現実は良い生活どころか生活費の高騰で日々暮らしていくのもやっと。男女格差はいまだに埋まることがない。 それなら、自分を幸せにしてくれることに時間を費やすべきではないか──こうした考え方が、ミレニアル世代に浸透しつつあるようだ。 ローズ・ガードナー(42)の人生は完璧だった。学生時代の成績はオールAで、名門大学をトップで卒業後に修士号を取得し、出版社に就職。その後は業界で名高い会社を渡り歩いて順調にポストを駆け上がり、ある報道機関に転じる。そしてロンドンの高級マンションを買うまでに至った。しかし彼女自身は、人生の新しいステージに到達するたびに、心からの喜びを感じられなくなっていった。 「こんなことを言うとなんてワガママな、と怒られそうですが

    必死に働く人生にさよなら “じぶん時間”を大切にしはじめた30代女性たち | 急速に広まりつつある「ソフトな生き方」
  • ビリー・アイリッシュ、アルバム・リリース前にシングルを発表しない理由について語る | NME Japan

    ビリー・アイリッシュは新たなインタヴューでアルバム・リリース前にシングルを発表しない理由について語り、自身が抱える身体の悩みについてセルフプレジャーのおかげで「自信を感じて、居心地がよくなった」とも語っている。 ビリー・アイリッシュは米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでマスターベーションが「身体についての大きな悩み」を解決するのに役立ったと語っている。「どうでもいいぶっちゃけだけど、セルフプレジャーは私の生活でも大きな部分を占めていて、大きな助けになった」とビリー・アイリッシュは語っている。「みんな、やるべきね。ずっと身体についての大きな悩みや醜形障害を抱えてきた人間としては強調しても強調しきれない」 ビリー・アイリッシュは鏡の前でマスターベーションをすることで「自分自身や自分の身体と深い繋がりが生まれ、これまで好きじゃなかった自分の身体が好きになれた」と述べている。 「言っておき

    ビリー・アイリッシュ、アルバム・リリース前にシングルを発表しない理由について語る | NME Japan
  • 日本の労働市場から米FRBが学べること─女性はサプライズ要因になり得る | 米紙が報じる「ウーマノミクス」

    では「ウーマノミクス」のおかげもあって女性の労働参加率が急上昇しており、この経済学者も想定外だった「驚きの現象」は米国の労働市場に教訓を与えると、米紙が報じている。 FRBに突きつけたメッセージ 2024年は日経済がニュースの見出しを飾っている。数十年ぶりにインフレが到来し、労働者が賃上げを勝ち取り、日銀行が17年ぶりの利上げに踏み切ったことが背景にある。 ただ、日経済にはもうひとつ、米国の政策立案者の関心を引きそうな長期的な傾向が生じている。女性の雇用が着実に増加しているのだ。 日では近年、生産年齢人口の女性の労働市場への参入が進んでいる。労働市場の逼迫が企業に新規雇用の確保を促すなか、その傾向はここ数ヵ月間も力強く続いている。 女性の労働参加率が急上昇したのは意図的な部分もある。日政府は2013年ごろから、公共政策と企業文化の両面で、女性が働きやすい環境づくりに努めてきた

    日本の労働市場から米FRBが学べること─女性はサプライズ要因になり得る | 米紙が報じる「ウーマノミクス」
  • 幕末の長崎で活躍した貿易商・大浦慶、恋多き女のイメージは…没後140年で実像に迫る

    【読売新聞】 幕末の長崎で茶の貿易商として活躍した大浦慶(1828~84年)の没後140年を記念したシンポジウムが命日の13日、長崎市の出島メッセ長崎で開かれる。主催する「長崎・大浦慶日茶輸出歴史研究会」は「大浦の功績を広く知って

    幕末の長崎で活躍した貿易商・大浦慶、恋多き女のイメージは…没後140年で実像に迫る
  • 英誌が報じる「日本の主婦が再就職しても30%は離職するワケ」 | 既婚女性の職場復帰を妨げる仕組み

    でも働く女性はますます増えているが、一度キャリアから離れて専業主婦になった場合、再就職しても離職する人が少なくない。その構造的な問題を、英誌「エコノミスト」が指摘した。 女性の生き方が変わっている 大洞静枝は大学を卒業後、保険会社で着実にキャリアを築いていた。だが、最初の子供を出産したあと、彼女は専業主婦となった。 「仕事は続けたかったですが、自分の気持ちは抑えました」と、現在40代の彼女は言う。しかし、自身より上の世代の日人女性たちとは違い、彼女は家にとどまることを望まなかった。8年後の2015年、彼女はジャーナリストとしてまた働きはじめる。 大洞はとても大きな変化を象徴している。かつて日の女性の労働参加率は、ほかの富裕国と比べて、ずっと低かった。長いあいだ、たいていの女性は第一子を出産したあとに仕事を辞めなければならなかったのだ。文化的慣習に加えて、旧態依然とした税制度や福祉制

    英誌が報じる「日本の主婦が再就職しても30%は離職するワケ」 | 既婚女性の職場復帰を妨げる仕組み
  • 女性を借金漬けにして強制売春… 「日本のホストクラブはまるでカルト」 | お姫さまから「セックスワーカー」へ転落

    甘い言葉で若い女性をだまし、法外な料金を請求する悪質なホストクラブの手口を中国紙が取材。店への借金返済のために売春に従事させられた女性などに、恐るべき「洗脳」の手法を聞いている。 ユノがホストクラブの客引きの男から初めて声をかけられたのは、18歳のときだった。 「イケメンのホストとおしゃべりしてお酒を飲むだけの楽しいところ。怖いことは何にもない」──その言葉を信じて、店に入った。 ところが数ヵ月のうちに、ユノは150万円近い借金を抱えることになる。「愛している」と言ってくれたホストからは、たまった店への支払いを完済するよう迫られた。 そんな大金を持ち合わせていない彼女は、女性をい物にする東京の性産業に放り込まれた。 請求金額を払えず、強制的に売春 現在20歳になったユノは傷つき、不安におびえる毎日を送っている。悪名高い東京・歌舞伎町で売春を強要される一方、ホストクラブへの借金は減るどころ

    女性を借金漬けにして強制売春… 「日本のホストクラブはまるでカルト」 | お姫さまから「セックスワーカー」へ転落
  • 上野千鶴子は中国の“抑圧されるフェミニストたち”に言葉を与えた | 2023年に世界が注目した日本人100

    1980年代の経済改革・開放路線の時代に女子教育が推進されたことにより、中国女性の経済力は飛躍的に伸びた。オンラインメディア「カンバセーション」によれば、中国のGDPにおける女性の寄与率は41%で、経済に対する女性の影響力は他国に比べて大きいという。 その一方、日と同様に男女差別の問題は根強く、世界経済フォーラム(WEF)が発表した2023年のジェンダーギャップ指数において中国は107位(日は125位)だった。 現代の中国人女性は経済的な自由を謳歌しながら、家父長制が残る伝統的な社会規範に苦しんでいると言える。そんな彼女たちの間で、日のジェンダー研究の第一人者である上野千鶴子の人気が高まっていると、英紙「ガーディアン」が報じている。 中国の書籍販売データを提供する「北京オープンブック」によれば、彼女の著書は中国国内で計100万部以上売れたという。同紙はこの「上野ブーム」の背景には、中

    上野千鶴子は中国の“抑圧されるフェミニストたち”に言葉を与えた | 2023年に世界が注目した日本人100
  • 元セックスワーカーの俺だからわかる「女性が男に本当に求めていること」 | 彼女たちとの4年間を振り返る

    エスコートサービス業に従事していたオーストラリア人男性が回顧録を出版。クライアント女性たちが求めていたのは素晴らしいセックスだけではなく……。 エリーとサリーの場合 男性たちがエリー(仮名)に目を留めなかったわけではない。「私のほうが男性に興味を持てなかったんです」と彼女は言う。 友人たちが恋愛し、結婚して子供を持つなか、エリーの関心は「学校を卒業して大学へ行き、仕事を得て、その他いろいろなことをする」ことだった。 それは科学の分野のキャリアで実を結んだが、37歳になっても処女のままだった。「自分の一部が欠けているように感じていました」とエリーは言う。 54歳のサリー(仮名)は結婚や子供には興味がなかったが、「素敵な恋愛」は何度もした。彼女を悩ませてきたのは、一夫一婦制だ。 「それは私にとっては、どうでもいいことだったからです」と彼女は言う。 企業のマーケティング幹部であるサリーはこの10

    元セックスワーカーの俺だからわかる「女性が男に本当に求めていること」 | 彼女たちとの4年間を振り返る
  • ノーベル経済学賞教授「『予測不能な仕事』が低所得女性の生活向上を阻む」 | 「ケア仕事」の不平等を改善すべき

    進む「仕事の代替」 ──あなたの研究によれば、法律事務所やコンサル企業などでは、いまでも「グリーディー・ジョブ(強欲な仕事)」が当たり前のように受け入れられています。一方、若い世代のなかには、従来の労働条件に反発する人も出てきました。 仰る通りです。医療業界などはずいぶん変わりました。たとえば昔の小児科医は自営業者が多く、大勢の患者の健康と治療への責任を個人で負っていました。しかしいまは、複数の医師によって交代で診療するスタイルが取り入れられています。 仕事を代わりに引き受けてくれる人がいるシステムは、医師にも患者にも、その家族にもメリットがあります。何百という仕事が同様に変化しています。 最近は就職の際、大手の法律事務所ではなく、小さな事務所を選ぶ人も出てきました。自分と同じような考えを持った人と共に働き、より多くの選択肢を手に入れるためでしょう。 私は不動産の管理を弁護士に頼んでいます

    ノーベル経済学賞教授「『予測不能な仕事』が低所得女性の生活向上を阻む」 | 「ケア仕事」の不平等を改善すべき
  • スウェーデン人作家が綴った「自閉症を隠しながら生きる女性たち」の辛さ | 大人になって「自閉症」と診断され、やっと楽になった

    「私が子供だったころ、女性の自閉症者は存在しないとみなされていました」 スウェーデン人作家・ジャーナリストのクララ・トゥーンバルは、成人してから自分が自閉症であることを知った。彼女は、女性の自閉症の診断数はあまりに少なく、多くの人たちが生きにくさを抱えながら生きていると綴る。 なぜ、自閉症の診断には大きなジェンダー・ギャップがあるのだろうか? あまりにも偏ったチェックシート 「7ページを見てください」と精神科医が言った。 私は膝に載せたパンフレットをめくった。7ページのいちばん下には、こう書いてあった。 「自閉症。ただし知的障害や言語障害を伴わない」 その記述によると、私はかつてアスペルガー症候群と呼ばれていた疾患*の7つの診断基準すべてを満たしていた。77ポイントを満たせば自閉症と診断されるところ、私のスコアは実に154ポイントにものぼった。 こんなにもきっぱり診断されるなんて「私もなか

    スウェーデン人作家が綴った「自閉症を隠しながら生きる女性たち」の辛さ | 大人になって「自閉症」と診断され、やっと楽になった
  • ヒジャブ強制に反対し続けるイラン人ジャーナリスト、マシー・アリネジャドの闘い | 亡命先でも次々と送られるイランからの刺客

    イラン政府の国民に対する不当な弾圧を批判してきたイラン出身のジャーナリストのマシー・アリネジャドは、米国への亡命を余儀なくされた。亡命後もたびたび「刺客」を送られており、隠れ家を転々としている状態だ。 彼女の故郷イランではいま、女性の自由と権利を抑圧する政府に対する抗議運動が続いている。亡命先から運動に連帯し、イランの市民の声を世界に伝え続けているアリネジャドに、英「タイムズ」紙がインタビューをおこなった。 暗殺者から逃れる生活 このアパートにはほとんど物がない。半箱分のシリアル、ゴミの入った袋、いくつかの鉢植えがあるくらいだ。マシー・アリネジャドは、この生活感のない部屋で、ひっくり返したソースパンの上にラップトップを乗せ、ジャケットを羽織ってCNNの生放送に出演している。イランが悪名高い秘密警察を解体したとする報道に、「デモ参加者の決意をくじくための偽情報だ」と反論し出番を終えたあと、彼

    ヒジャブ強制に反対し続けるイラン人ジャーナリスト、マシー・アリネジャドの闘い | 亡命先でも次々と送られるイランからの刺客
  • 日本がジェンダー後進国になった発端は「近代女子教育の挫折」にあった | 『焼き芋とドーナツ』が描く日米女性の奮闘

    幕末維新期の日では、米国から帰国した留学生らが女性への高等教育を普及させようとしていた。だが、日政府が「良賢母」に基づく教育方針を推進したことによってこの試みはとん挫し、女性たちは低賃金労働や家事の担い手として組織や家庭に組み込まれていく。 日米両国の女性労働者の自立の喜びと、そこに至るまでの奮闘を描いた湯澤規子氏の新著『焼き芋とドーナツ』から、現代日にはびこるジェンダー差別の一因とも言える近代女子教育の挫折を抜粋で紹介する。 津田梅子がアメリカ合衆国で見たもの学んだこと 今日から遡ることおよそ150年前、新しい日教育に寄せられた大きな期待を背負って渡米した津田梅子が帰国後になぜ、失意の中で二度目の留学を切望したのか。 そして、マサチューセッツ州ウッズホールの海洋生物学研究所で生物学に目覚めた彼女がなぜ、帰国後の日で生物学ではなく女性の高等教育にその後の人生を賭したのか。 今

    日本がジェンダー後進国になった発端は「近代女子教育の挫折」にあった | 『焼き芋とドーナツ』が描く日米女性の奮闘
  • バービーは「日本生まれ」だった 米国の人気キャラ誕生を支えた日本人女性 | 命が吹き込まれたのは、帝国ホテルの一室

    米国のファッションドール「バービー」。このいかにも米国的な彼女が生まれたのは、なんと日なのだという。日文化に詳しい米国人ジャーナリストで通訳・翻訳家でもあるマット・アルトが、知られざるバービーの生い立ちを明らかにする。 「バービー人形」と聞くと、理想のファッションに身を包んだ現代女性の理想形、というイメージがどうしてもつきまとう。米「ニューヨーカー」誌がかつて評したように、バービーは「過ぎ去った時代の名残であり、同時に女性と仕事、セックス、男たちといった変化し続ける概念の最先端」でもある。ようするに、バービーはアップルパイと同じ、いかにも米国的なキャラクターなのだ。 だから、「実はバービーは完全なるメイド・イン・ジャパンですよ」と言われれば、誰しもエッと驚くかもしれない。 玩具メーカー「マテル」の共同創業者ルース・ハンドラーは、1956年にバービー人形のアイデアを思いついた。だが当時マ

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  • 「私が行方不明になった」ときのためにフォルダを用意する女性たち | 米国発のニッチなトレンド

    犯罪者の手によって自分の姿が消された場合を想定し、捜査の手掛かりとなる情報をあらかじめ準備しておくことが、米国に住む一部の女性たちのなかでトレンドとなっているという。 ニューハンプシャー州で臨床部長として働くクリスティナ・マレー(36)は、53ページの文書テンプレートすべてをプリントアウトした。そこには、自分が所有する車のメーカーと車種、元カレや彼らの最新の住所、電話番号、借金があればその金額を書き込む空欄がある。 テンプレートには、最近撮影した自身の写真と、タトゥーや特徴的な傷を書き入れるようにとのアドバイスも盛り込まれている。あとはSNSアカウントのパスワードを記録する1ページを埋めれば終わりだ。彼女は作成したフォルダを2部プリントアウトした。1部はひとり暮らしをするアパートに保管して、残った1部を勤務先の人事部に渡した。 彼女が作成したのは、「もし私が行方不明になったら」フォルダだ。

    「私が行方不明になった」ときのためにフォルダを用意する女性たち | 米国発のニッチなトレンド
  • 女スパイが「セックスで落とす」はフィクションの世界だけです | 保守的な国でこそ女性が優位に

    30年前、初めてMI6部に足を踏み入れたキャシーの不安は、もっとシンプルだった。 「私に任務が務まるでしょうか?」 応対した面接官は「大丈夫です。銃を撃つ必要はありません。ヘリから飛び降りることもありません。ジェームズ・ボンドのような仕事じゃないですから」と言った。だが結局、キャシーは戦地に派遣され、軍と行動を共にし、自衛のために火器を扱う訓練を受けることになった。この2つを話す彼女には、何の矛盾もないようだった。 彼女がMI6入りした道のりは、ごく普通なものだった。文学の博士課程を終えたばかりの20代のキャシーは、外務・英連邦省の大卒研修生コースに2回目の応募をするところだった。しかし「もうひとつの海外勤務の機会」への面接を勧める1通の手紙がきっかけで、スパイになる道に転じた。ずっと大使志望だった彼女は、同じような外務関連機関で見知らぬ人たちと絆を作ることに興味を惹かれたのだ。 キャシ

    女スパイが「セックスで落とす」はフィクションの世界だけです | 保守的な国でこそ女性が優位に
  • 歴史学者ミシェル・ペロー「女性の多くは、男と女でわけられたシステムに満足していた」 | 女性がいつも犠牲者側だったわけではない

    フランス人歴史学者ミシェル・ペロー(95)は高齢をものともせず、階段の上り下りをいまも続ける。それは、身体的な意味でも精神的な意味でもある。彼女は過去から現在そして未来、歴史から人類学、そして文学へと駆け上がる。その足取りの軽さは、どの世代でも真似できないほどで、彼女ほどの高齢となれば唖然とするほかない。 ジョルジュ・デュビィとの共著『女の歴史』など、女性史研究におけるパイオニア的存在であるペローはこのほど、ジャーナリストのエドゥアルド・カスティージョと共に『フェミニズムの時代』(未邦訳)を刊行したばかりだ。そのエネルギーは尽きることを知らない。そんな彼女に、スペイン「エル・パイス」紙がインタビューした。 「フェミニスト歴史家」ではない ──あなたは労働者、刑務所と犯罪者、女性の研究に生涯を捧げてきましたが、これら3者を結びつけているのは何でしょう? いずれも支配されている側だという点で

    歴史学者ミシェル・ペロー「女性の多くは、男と女でわけられたシステムに満足していた」 | 女性がいつも犠牲者側だったわけではない