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ブラジルに関するfutenrojinのブックマーク (6)

  • 「彼を見つけなければ」─アマゾンの先住民族の“最後の希望”の捜索 | アマゾンの森は誰が権利を有しているか

    「逃亡」を続ける男 そこは見渡す限り熱帯雨林しかないような場所だったが、ブラジル政府から派遣された職員はそれを見つけた。雨風をしのぐ、にわか作りのシェルターだ。焚き火はまだくすぶっていた。2人分の足跡、2のマチェーテ(刀身の長いなた)、そして2つのハンモックが残されていた。 「さっきまでいたんだ」。派遣された職員のひとり、ジャイール・キャンダー(63)は、ヤシの葉の覆いの下で身をかがめてそう言った。そのかたわらで、もうひとりが手早く写真撮影をおこなった。キャンダーは35年間、追跡をかわし続けてきた男の発見に全力を注いできたが、またしても先を越された。 それはピリプクラ族のタマンドゥアという男だ。彼の人生は、まさに逃亡そのものと言っていい。多くの人がその姿を執拗に追うものの、彼が逃れようとしているのは政府当局からでも、敵からでもない。彼は現代文明から逃げ続けているのだ。 タマンドゥアは、ピ

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  • イルカと「協力」して漁をする─ブラジルの漁師のユニークな伝統 | 文化の多様性と生物の多様性はつながっている

    イルカと一緒に漁をするラグナの漁師 Photo: Fabio G. Daura-Jorge / Federal University of Santa Catarina / The New York Times 珍しい「互恵関係」 ブラジル南東の町、ラグナ郊外。毎年夏になると、回遊してくるボラを捕まえようと、漁師たちが河口近くの水路に足を踏み入れ、投網を打つ。水は濁っていて、魚がどこにいるか、見ただけではわからない。ところが、予想外の助っ人が現れる。バンドウイルカが、獲物を網に追い込んでくれるのだ。 人間とイルカという異なる2種類の捕者は、何世代にもわたり、協力して漁をおこなってきた。 「イルカと一緒に漁をするというのは、ユニークなことですよね」と話すのは、イルカとともに投網漁をして50年になるラグナの漁師、ウィルソン・F・ドス・サントスだ。彼は15歳のときにこの風習を知った。父親が漁を

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  • 「電子投票先進国」ブラジル大統領選の隠れた争点は、電子投票そのものかもしれない | 「熱帯のトランプ」は異議を申し立てるのか

    10月2日に行われたブラジルの大統領選挙では、11人の立候補者がいたが、なかでも右派の現職ボルソナロ大統領と、左派のルラ元大統領という、正反対の2大有力候補の対決が注目された。過半数を獲得した候補がいなかったため、ボルソナロとルラによる決選投票が10月30日に行われる予定となった。 日時間の早朝に投票が締め切られ、午前中にはすでに開票率99%超で結果が判明していた今回の選挙。しかし、1億5000万人以上の有権者がいるというブラジルの国政選挙の結果が、なぜこんなに早く確定できるのか。それは、ブラジルが電子投票システムの「先進国」だからだ。いまだに大半の国が紙での投票にとどまるなか、ブラジルはいち早く全面的な電子投票システムを国政選挙で導入していた。 今回の選挙では主に、経済対策、アマゾン熱帯雨林の開発問題などの争点が、国内のみならず、世界中から注目されている。しかし、選挙の結果によっては、

    「電子投票先進国」ブラジル大統領選の隠れた争点は、電子投票そのものかもしれない | 「熱帯のトランプ」は異議を申し立てるのか
  • 違法採鉱で垂れ流される「水銀」がアマゾンの河川を蝕んでいる | 人体に有害な濃度が検出

    熱帯雨林に走る無数の「ひび割れ」 上空750m超から見ると、その汚れた滑走路は、どこまでも続くかのような熱帯雨林に走る、一筋のひび割れにすぎない。その周囲を取り囲むのは泥だらけの採鉱場であり、そこから川底へと有毒な化学物質が流れ出ている。 この滑走路の所有者は、ブラジル政府である。保健局が付近の村に住む先住民の人々に接触するには、これが唯一の手段だ。ところが、この滑走路を違法採鉱者たちが横取りし、道路のない地域への小型航空機による機材・燃料輸送に利用している。そして、他の航空機が近づくと、滑走路に燃料容器をずらりと並べて着陸不能にするのだ。 「あの滑走路は、今はもう鉱夫たちのものです」。先住民保健局職員のジュニオル・エクラリはそう語る。 鉱夫たちは、付近にさらに4の滑走路を違法に建設した。ヤノマミ族の土地として保護されていることになっているこの地域に、彼らはあまりにも急激に違法採鉱を拡張

    違法採鉱で垂れ流される「水銀」がアマゾンの河川を蝕んでいる | 人体に有害な濃度が検出
  • 森林伐採が「次のパンデミック」の発生に拍車をかける理由とは | ヒントはアマゾン熱帯雨林にある

    森林伐採によって起きるのは温暖化だけじゃない ブラジルのマルアガ村でのこと。アマゾン熱帯雨林の奥深く、10歳の子供たちが泥道を走り出した。荷車を押し、鬼ごっこをし、野生のブーゲンビリアをたくさん摘みながら。 ダラ・ラディ・アスンソン・オリベイラ・ダ・コスタと彼女の若い従兄弟たちの周りでは、小さな炎が燃え盛っていた。農地を確保するために男たちが樹を燃やしているのだ。地平線の先には、深く、見事に繁った未開のジャングルが残されている。こちらではチェーンソーが唸りをあげていた。 寡婦となったダラ・ラディの祖母が、このブラジル北部の僻地に辿り着いたのは30年前のことだった。彼女はジャングルを切り開いて14人の子供のための家を建てた。繁栄は人間の支配に自然が屈服するときにもたらされるという開拓の原理に突き動かされ、家族はどんどん深くアマゾンに入り込んでいった。 「生きるためには、持っているものを使わな

    森林伐採が「次のパンデミック」の発生に拍車をかける理由とは | ヒントはアマゾン熱帯雨林にある
    futenrojin
    futenrojin 2021/12/15
    個人的にはCovid-22、Covid-24当たりのパンデミック化に脅威を覚えている。もっともこれは何の根拠もない、突拍子もない幻聴のようなものにすぎないので、この駄文を目にしても無視していただきたい。
  • 医師も看護師もいない“精神病院”で起こった「ブラジルのホロコースト」 | 裸で苦役、食事は腐ったスープ、密集して就寝し窒息死…6万人が犠牲

    かつてブラジルには、社会から排除された人々を「精神病の患者」という名目で収容する病院があった。病院とは名ばかりで、医者も看護婦もなく、環境は劣悪。ここに収容されて正気を失った人もいたという。 「ブラジルのホロコースト」とも呼ばれたこの病院の歴史スペイン紙「エル・パイス」が報じている。 社会から排除された人々を収容 ジョアン・ボスコ・シケイラが45歳になったとき、勤務先の軍の消防隊の同僚たちがかけがえのない贈り物をしてくれた。母親を見つけてくれたのだ。精神病院で生まれ、孤児院で育ったシケイラにとって、一度も会ったことのないその女性は自分の出自を知る鍵になった。2011年11月11日、何十人もの隊員が見守るなか、バラックで母と子は待ちわびていた抱擁を交わした。 これは2人の人生の転機だった。ブラジルの首都・サンパウロから500キロ離れたコロニア・デ・バルバセナ病院で出産したとき、母のジェラル

    医師も看護師もいない“精神病院”で起こった「ブラジルのホロコースト」 | 裸で苦役、食事は腐ったスープ、密集して就寝し窒息死…6万人が犠牲
    futenrojin
    futenrojin 2021/11/05
    1903年に設立されてから1990年代に閉鎖されるまでの約90年間に、6万人もの人々が寒さや飢え、下痢などで亡くなったとされている。収容された人々は裸で生活し、庭や独房の中で、セラピーとして仕事をさせられていた。
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