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政治とイスラム教に関するfutenrojinのブックマーク (1)

  • 『悪魔の詩』を隠れて読んだイラク人青年は、ラシュディから何を学び、いま何を思うのか | 「単純に分けられない」問題と向き合う

    2022年8月に起きたサルマン・ラシュディ襲撃事件を受けて、「表現の自由」をどこまで認めるべきかという議論が繰り返された。また、東洋的価値観と西洋的価値観、あるいは宗教的な価値観と世俗的な価値観の間の溝が改めて浮き彫りになったとも言われる。 しかし、この二項対立を安易に自明な枠組みとすれば、問題の質を捉えそこねるかもしれない。「東洋的価値観」はきわめて恣意的に動員される。そして「西洋的価値観」もいま、大きく変わりつつある。青年時代にイラクで『悪魔の詩』をこっそり読み、のちに「西洋」に渡ることを余儀なくされたあるイスラム教徒は、これらのことをすべて実地で体験してきた。 彼の考え方の変遷から見えてくるのは、物事は単純には分けられないということだ。それはまさにラシュディが作品で伝えたかったことでもある。 青年時代の衝撃 1989年の春、イラクの大学に通う21歳の青年アリは、家に帰ると衝撃的なも

    『悪魔の詩』を隠れて読んだイラク人青年は、ラシュディから何を学び、いま何を思うのか | 「単純に分けられない」問題と向き合う
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