「数学を学ぶこと」とは、自分の先入観に気づくことだと、私は思っています。 2進数を人に教えるとき、 いかに私たちが10進数に囚われているのかを実感します。 数学は、 「また、何かを決めつけていませんか?」 と、恐ろしいほど、私たちに聞いてきます。 1+1=2なのですか? 距離は、メジャーや定規で測れるものなんですか? a×b=b×aなんですか? ここに次元は、本当にありますか? 数学の学習は、先入観を外すレッスン。 もっともっと純粋に知覚しないと…と、いつもいつも、数学に思わされています。 あの人のことを、私は嫌いじゃないのかもしれない。 あの人は、私のことを嫌いじゃないのかもしれない。 決めつけていないだろうか…と、 11/11の「1111」の並びを見て、内省するのでした。