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ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (8)

  • 僕と西原理恵子さんと「愛すること」の呪い - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp news.allabout.co.jp 僕が西原理恵子さんのことを知ったのは、20代半ばくらいだったと記憶しています。仕事で遅くなった帰りに寄った書店(当時はまだ23時くらいまでやっている郊外型書店が結構あった)の文庫コーナーで見つけた『怒涛の虫』というエッセイ集を手に取ったのが始まりでした。 その後、神足裕司さんと組んだ『恨ミシュラン』が話題になり(こんな有名店に「喧嘩を売る」ようなが『週刊朝日』に載るのか!と当時は驚きました)、西原さんは、税務署と闘ったり、女の子の生き方を指南したり、アルコール依存症に関する講演をやったり、『毎日かあさん』で「育児のカリスマ」的な存在になったりして、ずっと人気作家であり続けています。 僕に取っての西原さんの第一印象は「こんなギャンブラーで破滅型の女がいるのか……」でした。 西原さんの作品をずっと読んできていて、あの

    僕と西原理恵子さんと「愛すること」の呪い - いつか電池がきれるまで
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2022/06/10
    かつてのサブカル「露悪系」のラスボスとしての西原理恵子。末井さんも周りに誰もいなくなっても露悪として生き続け、かつてのサブカルの悪が断罪されても生き残る。恐怖を超え畏怖ですらある。正しくは絶対にない
  • 「仮想空間の自由」と「すべてが自分に都合がいい世界」 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp この『はてな匿名ダイアリー』のエントリに対するトラックバックやブックマークコメント、そして、冒頭のエントリへの増田さん(『はてな匿名ダイアリー』の著者)の追記」を読んだ。 b.hatena.ne.jp これらのブックマークコメントをみていると、「他人と衝突しない世界なんて、オンラインでも幻想だ」と述べている人が多いし、僕もその通りだろうと思う。 人間対人間であれば、利害の衝突は起こる。お互いに悪意はなくても起こる。 たとえば、ひとりの女性をふたりの男性が好きになり、女性はそのうちのひとりを選ぶ、というシチュエーションになった場合、誰が悪いことをしたわけではないのに、選ばれなかったひとりは大変つらい思いをすることになる。まあ、だからこそ、「勝ち取る」ことに快感があるのだ、という考え方もあるだろうけど。 冒頭のエントリを読んで、先日読んだこののことを思い出

    「仮想空間の自由」と「すべてが自分に都合がいい世界」 - いつか電池がきれるまで
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2022/02/03
    マトリックスはだから青い薬か赤い薬かを選ばせた。メタバースと言わずとも陰謀論はコレをやってる。そしてこのエントリーに近づいて考えればこの優しい世界は金持ちだけに許されるだろう。良い夢はお金で。
  • 伊集院光さんの『らじおと』降板騒動と「ラジオの終わり」 - いつか電池がきれるまで

    jisin.jp 当に、大功労者であり、現在も多くのリスナーに愛されている伊集院さんにこんな仕打ちをするTBSラジオって終わっているな……と思いながら読んだのです。 でも、あらためて考えてみると、僕は伊集院さんの深夜放送はけっこう長い間聴いていたけれど(いまは聴いてないです。睡眠導入剤を飲んで夜更かししないようにしているので)、『伊集院光とらじおと』は一度も聴いたことがないんですよね。放送時間は大概仕事中だし、ラジコで聴こうとまでは思わない。 10代、20代では、勉強するときにラジオが欠かせず、その後も車を運転するときにはラジオ番組を聴いていることも多かったのだけれど(ラジオ番組って、けっこうブログのネタにできる話を聴けるというのもあって)、最近はラジコで村上春樹さんが月に1回やっている『村上RADIO』と、何か事件が起こったときに、ナインティナインのオールナイトニッポンを聴くくらいにな

    伊集院光さんの『らじおと』降板騒動と「ラジオの終わり」 - いつか電池がきれるまで
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2022/01/15
    らじおと。を時々聴く人間だ。伊集院がいかに気を使っていてコンプラも気にしていると感じていた。番組も良い流れだった。そこに報道で誰かがリークしており、悪意とスタッフに裏切られた痛みをとても感じる。
  • 豊崎由美さんと『けんご』さんの諍いと「書評」についての雑感 - いつか電池がきれるまで

    togetter.com news.yahoo.co.jp note.com saavedra.hatenablog.com 長年「老害系文学賞選考委員」や「大家のつまらない作品」に対しても臆せずに「書評家」として筋を通してきた豊崎由美さんには、僕自身、ひとりの好きとして、敬意を抱いているのです。 この件に関しても「まあ、こういうことを言うのも『書評』というものに全身全霊で向き合ってきたトヨザキ社長らしいな」という気持ちにもなっているのです。 長年の盟友である大森望さんにもこのTwitterでの発言に対しては批判されているみたいですが。 大森さんは「出版社側、編集者としての視点」、というのもあるのかもしれません。 fujipon.hatenadiary.com fujipon.hatenadiary.com 正直、僕は「けんご」さんのことを知らなくて(TikTokもほとんど見たことがない

    豊崎由美さんと『けんご』さんの諍いと「書評」についての雑感 - いつか電池がきれるまで
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2021/12/15
    まあちょっとよくわかると言うかバトーさんだと『お前とオレは履いてる靴が違う』ので同じ世界線じゃないわなぁ。そもそもと。叩きゃいいわけじゃない。お互いに。もうすぐなくなる紙の本について。だよな。
  • こんな世の中だからこそ、「本当のお金持ち」の話をしよう。 - いつか電池がきれるまで

    お金持ちがポンとちょっとしたお金を出して、それを獲得したい貧乏人たちが醜く争ったりしてその様子をお金持ちが眺めて楽しむといったようなウェブサービスを作りたいですね。— pha (@pha) 2008年12月10日 太い実家のない俺が40歳までに何千万の貯金と家を手に入れるのはもちろん無理だったし、ワインをやっていなかったとしても焼け石に水、ぜんぜん無理だっただろう。どんな仕事をしてどんな暮らしをすればそうなるんだ。— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) 2020年12月14日 僕はけっこう長い間、「お金のことをあれこれ言うのは、はしたない」というような、しょうもない矜持みたいなものを抱えていて、その一方で、先輩に頼まれていった当直アルバイトのお金を貰っていないことをずっと根に持つような人生をおくってきたのです。 正直なところ、子どもの頃から、切実にお金に困

    こんな世の中だからこそ、「本当のお金持ち」の話をしよう。 - いつか電池がきれるまで
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2020/12/17
    戦後の農地改革、財閥解体で一度は日本の資本制もガラガラポンになりかけた。しかしてやはり不動産至上主義や相続によって資本の蓄積は世代を超えて継続する。富めるものとの差の根源はそこ。
  • 「人生にも客商売にも向いていない」という呪いの連鎖について - いつか電池がきれるまで

    note.com note.com anond.hatelabo.jp こういう話を読んでいると、「生きづらさ」とか「人生無理」なんていうのも、人それぞれ基準が違うのだよなあ、と考えずにはいられない。 僕自身も生きづらさを抱えて生きてきたつもりなのだけれど、なんとか自分なりに飼いならしてきたのかな、と最近になって思えるようになってきたし、3日目、TSUTAYAのレジで店員さんと話していて、ふと、ああ、50歳を前にして、仕事以外でようやく人と身構えずに接することができるようになってきたような気がする。20歳のときに今くらいの対人スキルや問題解決能力があれば、もっとマシな人生を送れてきたのではないか、というのが頭に浮かんできた。 子どもの頃の僕は、書店で買うをレジに持っていくのが恥ずかしい、そんな人間だったから(ちなみに、エロとかではなくて、マイコン雑誌とか『タクティクス』とかです。まあ、

    「人生にも客商売にも向いていない」という呪いの連鎖について - いつか電池がきれるまで
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    iinalabkojocho 2020/11/21
    困るよね。そうみんな元気の電池は限られてるから。
  • 「と学会」と「note」とクリエイターの「老害化」について - いつか電池がきれるまで

    kakuyomu.jp anond.hatelabo.jp 僕は「と学会」のを読んで、『ノストラダムスの大予言』というのは、どうも当たらないというか、けっこういいかげんなものらしい、ということに自信を持てるようになったのです。『水からの伝言』(水に『ありがとう』などの『良い言葉』を見せるときれいな結晶ができて、『ばかやろう』などの『悪い言葉』を見せると、きたない結晶ができる、というやつですね)へのツッコミも記憶に残っています。 「いい話」「教育上役立つ(と多くの大人が思い込んでいる)話」は、「噓でも良いじゃないか」というような欺瞞に対して、敢然と立ち向かっていった『と学会』の活動は、当時の僕にとっては、とても刺激的なものでした。 その後の『江戸しぐさ』論争などをみると、結局、人は同じようなことを繰り返すものなのだな、と考え込まずにはいられないのですけど。 fujipon.hatenadi

    「と学会」と「note」とクリエイターの「老害化」について - いつか電池がきれるまで
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    iinalabkojocho 2020/08/17
    世代ではないけれど、購買が簡単。あるいは無料ということは簡単に消費できて飽きて終わる。ということだし、コンテンツのポピュラリズム一辺倒と離散が進むことだよね。あまり良くない。
  • 岡村隆史さんと矢部浩之さん。そして、「ホームでの過信」のこと。 - いつか電池がきれるまで

    www.oricon.co.jp togetter.com 個人的には、岡村さんが自暴自棄になって、ラジオ番組や芸能界を投げ出す、ということにならないでほしいな、と思っていました。 あの発言はひどすぎるけれども、僕は岡村さんのことが、かなりめんどくさい人みたいだというところも含めて、けっこう好きなので。 矢部さんの「公開説教」については、賛否両論(僕の印象としては、7対3くらいで「賛」が多いかな)なのですが、かなり厳しい言葉が並んでいたけれど、僕には歌舞伎の『勧進帳』の一場面のように聞こえていました。 岡村さんにとって最も近い存在で、岡村さんの病気休養のときにはナインティナインの存続のために尽くした矢部さんが、あえて、岡村さんを厳しい言葉で「説教」したのは、「ここで岡村さんを徹底的に責め、反省を促せるのは、その『コンビ愛』で知られている相方しかいない」という使命感があったのだと思います。と

    岡村隆史さんと矢部浩之さん。そして、「ホームでの過信」のこと。 - いつか電池がきれるまで
    iinalabkojocho
    iinalabkojocho 2020/05/03
    寛容な社会を目指す人々が寛容さを必要とする人々にとって生きやすい社会を作れないパラドックスはもっと真剣に考えたほうが良い。
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