格差社会が広がりを見せる現代において、正社員であってもいつ下流に転落するかもしれない。が、世間を見渡せば、低所得でもリア充な人たちがいるのも事実。先行き不透明なこの時代に、低所得で無貯金な彼らはなぜそこまで明るく人生を謳歌できるのか? いつ下流に転落してもおかしくないこの時代に、彼らの人生観を知ることは最後のセーフティーネットになり得るのかもしれない。ここでは、中年プア充が実践する「明るい下流ライフ」の一部をお届けしよう。 ◆食育と節約を兼ねた週末農業で家族団らん ~ 子持ち正社員 年収315万円 正田雅彦さん(仮名・43歳)印刷会社勤務の場合 ~ 7年前に子供が生まれたのをきっかけに食の安全について考えるようになった正田さんは、手始めに家庭菜園を開始。4年前からは年額3000円で区民農園を借りて、週末農業を始めた。 「夫婦揃って田舎育ちなので、釣りや山菜採りは馴染み深かったんです。だから