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歴史と食に関するkazgeoのブックマーク (2)

  • 「イモなんかで文明が生まれるか?!」~『ジャガイモのきた道』 山本紀夫著(評:尹雄大):日経ビジネスオンライン

    書の「はじめに」によれば、ジャガイモは偏見にまみれた作物だったようだ。「イモなんかで文明が生まれるか」と言い放った考古学者さえいるという。ずいぶんな言い方だが、太平洋戦争下、代用としてイモ、カボチャ類ばかりをべ、ひもじい思いをした世代の恨みもたぶんに影響しているのだろう。 だが、それを差し引いても、ジャガイモは分が悪い。世界三大文明の糧基盤は小麦や米といった穀類に依っていることから、「非穀物農耕や牧畜の生産経済では、一万人以上の人口を一緒に集住させ、生活させることはほとんどまったく不可能」という考えが考古学や歴史学の分野で幅を利かせ、自明とされてきたという。 書は、ジャガイモに着せられた汚名を雪ぎ、ジャガイモがいかに人類史に貢献してきたかを明らかにする。 著者はトマト、ジャガイモ、タバコといったアンデス原産の野生種の調査をきっかけに「穀物唯一史観」とでもいうべき文明観に疑問を抱く

    「イモなんかで文明が生まれるか?!」~『ジャガイモのきた道』 山本紀夫著(評:尹雄大):日経ビジネスオンライン
  • 本からの贈り物 |食品会社の不祥事報道に思うこと

    一日でも早くの紹介をしたいのですが、どうしても気になって仕方がないことがあり、一度書いておこうと思います。私の考えは少数派であるかもしれないけれど、全体主義的傾向がある今の日では、少数派の意見を表明することを怠ってはいけないと考え、拙い考えですが書き留めておくことにしました。 ================================ 10年近く前のことになるが、和菓子屋のご主人がこう嘆いていたのを聞いたことがある。 「保健所から、桜用の桜の葉は殺菌していないから、プラスティック製の人工の葉を使った方が良いのではないかと言ってきたんだ。桜の葉にはもともと自然な防腐作用があるのに、それを使わなくなったら、かえって菓子が傷みやすくなるだろう。」 和菓子業界が長い経験から得た防腐の知恵が、法律か保健所のポリシーかわからないが、ここ数年の間に決められた「新しい決まりや考え方」によって葬

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