イヤフォンジャックに手のひらサイズの小さなカードリーダーを差し込むと、スマートフォンやタブレット端末がクレジットカード決済システムに早変わり――。こんなモバイル決済サービスが盛り上がりを見せている。 従来のカード決済端末のような多額の導入・運用コストがかからず、決済手数料が安価なことから(代表的なモバイル決済はいずれも3.24%前後)中小店舗を中心に採用が進み始めているが、メリットはそれだけではない。認証にモバイル回線を利用できることから、カード決済に必要な固定回線を用意するのが難しい屋内外のイベントや催事で利用できる点にも注目が集まっている。 この“持ち運びできるクレジットカード決済システム”という点に注目し、物販イベントでの活用を始めたのが、コミックやアニメ、ゲームなどのキャラクタービジネスで知られるブロッコリーだ。同社は、12月8日に開催されたカードゲームのファン向けイベント「カード