京都にある出版社・ミシマ社は、「直取引」という形で書籍を販売していくスタイルの先駆者的存在。そして先日、ジモコロ編集長を友光だんごに継ぎ、いちライターになった徳谷柿次郎が次に注力したいと考えているのが「出版」。数々のミシマ社本を読んでこれまでに多くの影響を受けてきたという柿次郎が、出版に関するあれこれをミシマ社・代表の三島邦弘さんに聞いていきます! 編集長を降りて、ジモコロのいちライターになった柿次郎です! ジモコロで47都道府県を旅して、いろんな人に話を聞いて、記事をつくっていくうちに、辿り着いたんです。僕は。 ……出版に! ジモコロの延長で、書きたいことや伝えたいことが増えていって、出版に辿り着き、「風旅出版」という出版レーベルを立ち上げました。 よちよち歩きで出版業を始めたものの、既存の出版業界の仕組みって、難しすぎるし、ハードル高すぎる。 大量生産・大量消費が嫌われがちな令和の世の