若いコピーライターで、1案だけ持ってくる人いるんですよ。 大外しのを。 自信満々で。 スタッフ一同「これは…」と困り顔していると、いかにこのコピーが優れているかの長広舌をふるい出す。 僕はそういう時、ムッキーッ!てなります。 ムッキーッ!て。 発注する以上、やはりちょっとは期待するわけです。 いいの書いて来てくれないかなーと。 ところが1週間時間をあげて、これかい、と。 最初から自分で作業してたらプレゼンまでの貴重な時間を無駄にしなかったはず。 時間を返せ!と叫びたくなります。 僕はコピーを書くとき、ほぼ必ず若いコピーライターに手伝ってもらいます。 サボりたいわけではなく、その理由は2つあります。 1つは、後進にチャンスを与えたい。 もう1つは、どんなに考えても、気づかない隙のようなものは必ずあるので、自分にない発想が少しでもあった方がいい。 そんなことです。 なので、自分は発注主にお金を