Published 2018/07/25 11:23 (JST) Updated 2020/08/14 18:35 (JST) 2014年に佐世保市で起きた高1女子同級生殺害事件から26日で丸4年。被害生徒=当時(15)=と加害少女(19)の同級生は本年度、成人を迎える。事件で友達を失い、心に深い傷を負った高校時代。今も消えることのない悲しみを背負っている。 「友達が、友達を殺すなんて…」。 中学のときから2人と同じ学校に通っていた女子学生(19)は4年前のあの日、テレビのニュースに目を疑った。現実とは思えなかった。 実感が湧かないまま、数日後に葬儀に参列した。つらくて棺の中の顔は一瞬しか見ることができなかったが、確かに友達だった。 思えば、中学に入ってすぐ、加害少女の「悪いうわさ」を聞いた。「小学生のとき、友達の給食になんか入れたらしい。危ない子だよ」。でも話してみると「普通にいい子」だ