サッカー部の複数の男子部員が飲酒していたことが報じられた千葉県の船橋市立船橋高校だが、別の部活動でも不祥事が起きていたことが本誌・週刊ポストの取材でわかった。サッカー部の飲酒問題については、11月12日に行なわれた全国高校サッカー選手権の県大会決勝より前に発覚していたものの、同校は市教育委員会や県サッカー協会などに報告した上で大会は辞退せず、当該部員たちをメンバーから外して決勝戦に出場。決勝戦で敗退した後の11月14日になって部員による飲酒が報じられた。そして、もうひとつの不祥事についても、市立船橋高校は伏せたままで大会に臨もうとしている。問題はそうした学校の体質にあるのではないか。 「市船(いちふな)」の通称で知られる市立船橋高校は今年、多くの話題を振りまいてきた。マーチングの名門として知られる吹奏楽部の実話を基に、人気の若手俳優・神尾楓珠に佐藤浩市、尾野真千子らが出演した映画が全国公開