国際バルク戦略港整備 ■世界と渡り合う港に 農業飼料基地へ西港で大型船舶対応 国際バルク戦略港湾に指定された釧路港の西港区第2ふ頭。釧路開建が整備したマイナス14m岸壁ではアンローダー(荷役機械)を据え付けていた。農業飼料基地として世界と渡り合う力を持った港の2018年度中の供用開始へ向け急ピッチで作業が進められている。 国際バルク戦略港湾は、船舶の大型化が進み穀物などのバルク(ばら積み)貨物分野で国際的競争力を確保するため、パナマックス級など大型船舶に対応した施設を集中的に整備する成長戦略の一環。 国内随一の酪農地帯を背後に控える釧路港は穀物の最大輸入元である北米から最も距離が近い点などを評価され11年度に穀物分野で指定を受け、14年度に事業化した。 釧路開建は、延長300mにわたるマイナス14m岸壁、同航路・泊地24万3000m²を整備。その中でもマイナス14m岸壁は、岸壁上部の施工期