同店舗は販売を目的としない「売らない店」だ。来店客は事前にファッションの好みや悩みをインターネットを通じたアンケートで回答する。来店時は、独自のAI(人工知能)サービスとプロのスタイリストに相談。1人当たり2時間以上かけて似合いのコーディネートを提案する。最後はプロのヘアメークを受け、気に入ったスタイリングで写真撮影をして終了だ。これら一連のサービスはすべて無料となる。 来店は完全予約制。対話アプリ「LINE(ライン)」の専用アカウントから応募し、当選者が店に訪れる。来客数は1日当たり4~5人を想定しており、年間で1000人程度を見込んでいる。サービスを受けた来店客に商品情報が登録されたQRコードを送り、ZOZOのEC事業サイトへの流入を促す。 表参道に店舗を構え、プロのスタイリストを採用するなど、似合うラボのサービスを無償提供するにはコストがかかる。ZOZOの澤田宏太郎社長は「似合うラボ
ZOZOの業績が好調です。直近決算の2022年3月期(2021年度)は商品取扱高、営業利益ともに過去最高となりました。株価も回復し昨年、ひさしぶりの時価総額1兆円超えを記録した場面もありました(その後、日本株全体の低迷もあり直近の時価総額は約8400億円)。 そのような好状況の中で先週、ひっそりとサービス終了したのが全身を計測するボディスーツのZOZO SUIT(ゾゾスーツ)です。ZOZOにとってZOZO SUITとは何だったのか、何を得て何を失ったのか。あらためて今、考えてみたいと思います。 先に2つ強調しておきたいことがあります。ベンチャー経営者というものは周囲が「そんなこと無理だよ」と思うあたりにビジネスチャンスを見つけ、ほかのひとたちの腰が引けている間に突破しようと行動するのが性(さが)です。 ZOZOは冒険という財産を得た 私も遠い昔、ベンチャー経営者だったことがあるのでこの点だ
ZOZO(千葉県/澤田宏太郎 代表取締役社長 兼 CEO)が運営する日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」は、コロナ禍の外出自粛で需要拡大し、2021年3月期決算で過去最大の営業利益を記録した。19年より同社の代表を務める澤田宏太郎氏が率いる“新生ZOZO”は、これからGMV(Gross Merchandise Value = 流通取引総額)だけに頼らない利益構造の構築に本腰を入れていくという。今後ZOZOが成長するために必要なものは何か。ZOZOが打ち立てる3つの戦略について、同社EC事業本部 本部長の松田健氏に伺った。 ZOZOはなぜ、多くのブランドに支持されるのか ZOZOTOWNアプリ 新型コロナの影響で、アパレル業界全体の自社ECが成長する中、ZOZOTOWN人気は高まるばかりだ。「ZOZOTOWN」の年間購入者数は約989万人を突破し、出店するブランドの数は84
ZOZOテクノロジーズは9月2日、服のコーディネート約255万件とアイテム約200万件などを含むデータセット「Shift15M」をオープンソースとしてGitHubで公開したと発表した。服の流行が変化してもAIの認識精度を高く保つための研究への活用を見込む。 公開したデータは、服のコーディネートを試せるアプリ「IQON」で2010~2020年に投稿されたコーディネート情報や、投稿日時、「いいね」の数、ジャンルやカテゴリー情報、機械学習用に付与したラベルなど。 同社によると、ファッション関連のデータは流行の変化や新製品の登場によってデータの分布が変わる「分布シフト」という現象が起き、AIによる認識精度が低下する。分布シフトはファッション以外の分野でも起きるが、これまでデータセットの不足で研究が進まなかったという。 Shift15Mと合わせて、10年間のコーディネートの傾向を基に分布シフトの再現
ニュース ZOZO・アルティーリ千葉・千葉大学の三者で、ZOZOSUIT 2を活用した共同取り組みを開始 ~ スポーツ分野におけるZOZOSUIT 2活用の可能性追求と、三者がともに拠点を置く地元千葉への地域貢献を目指す ~ ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市 代表取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)、プロバスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」を運営する株式会社アルティーリ(本社:千葉県千葉市 代表:新居 佳英)、国立大学法人千葉大学(所在地:千葉県千葉市 学長:中山 俊憲)の三者は、ZOZOが独自開発した計測テクノロジー「ZOZOSUIT 2」を活用した共同取り組みを開始することを発表いたします。本取り組みを通じ、スポーツ分野におけるZOZOSUIT 2活用の可能性を探るとともに、三者がともに拠点を置く地元千葉への地域貢献を目指して
バーチャルモデル“Drip” バーチャルモデル“Drip” バーチャルモデル“Drip” バーチャルモデル“Drip” バーチャルモデル“Drip” ZOZOの子会社ZOZO テクノロジーズは、バーチャルモデル“Drip”を公開した。 ファッション業界でテクノロジー活用を進める“バーチャルファッションプロジェクト”の第1弾として、人工知能を使用し画像や動画で人物の顔をすり替える合成技術“ディープフェイク”のパイオニアである米国のピンスクリーン(Pinscreen)社と共同開発した。 “Drip”は異なるファッションスタイルを持つ4人で構成され、インスタグラムやティックトックでそれぞれのコーディネートなどを発信する。
株式会社ZOZOテクノロジーズ(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:久保田竜弥、代表取締役CINO:金山裕樹)は、日本全国どこに居住していても就業可能な「全国在宅勤務制度」を導入いたします。また、本制度導入にともない、新たに30名のエンジニア・デザイナーを募集します。 導入の背景 当社では、2019年8月よりテレワーク・フルフレックスタイム制度を導入しており、会議や採用面接をはじめとする全てのコミュニケーションのオンライン化を推進してまいりました。しかし、有事の際に出社できる範囲に居住する必要があり、オフィス所在地から遠方に居住する方に働く機会を提供できずにいました。 2020年より新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が拡大し、全スタッフが原則在宅勤務となる中、コミュニケーションをより効率化し、出社をしなくても高いパフォーマンスが発揮できる環境の整備を行いました。本制度の導入により
ニュース 【調査リリース】令和はワントーンコーデが増加。平成の定番「秋冬=ダークカラー」はもう終わり?気分の上がるペールトーンが新常識! ~ ファッションコーディネートアプリ「WEAR」のデータから解析した流行カラーの変化 〜 ZOZOグループが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」は、ZOZO研究所福岡の画像解析技術を活用し、平成と令和の秋に着用されたカラーの変化について調査を実施しましたのでお知らせします。 本調査は、平成(2017年と2018年の各9月1日から10月31日)と令和(2019年と2020年の各9月1日から10月31日)を比較し、累計13,275名が投稿した計194,917件の女性のコーディネート画像を対象に実施しました。 平成に比べ、令和はワントーンコーデが増加 WEARに投稿されたコーディネート画像から、背景などを除いたファッションアイテム部分
ZOZOは10月29日、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT 2」を発表した。採寸に使う目印(マーカー)を旧ZOZOSUITの約50倍に増やし、デザインもカメラで認識しやすいものに変更。計測アルゴリズムも改善し、より精密な3Dモデルが作れるようになったという。同日から新規ビジネス創出に向け、パートナー企業を募集する。 ZOZOSUIT 2は着用者をスマートフォンで撮影して体形を計測し、3Dデータ化するためのボディースーツ。旧ZOZOSUITのマーカーは約400個だったが、ZOZOSUIT 2では約2万個に増やした。マーカーのデザインは、スマートフォンのカメラで捉えやすいよう2mmのドットを使ったものから6mmのドットに変更。撮影中の体の動きを補正する技術を導入するなど測定アルゴリズムも改善し、測定時の誤差は平均3.7mmと精度を向上させた。旧ZOZOSUITの誤差は非公開。 測定精度
最終更新日: 2020年12月3日 こんにちは、AINOW編集部のゆーどーです。 2010年代に“ビッグデータ”に注目が集まって以来、IT業界以外でもデータを分析し、事業に活かす取り組みが盛んになっています。 それ以降、企業はデータアナリストやデータサイエンティストのようにAIを運用できる人材の採用・育成に力を入れています。 今回は、株式会社ZOZOの分析本部に所属する牧野氏と岡田氏に分析本部の業務内容と、プロジェクト成功のポイントをお伺いしました。 牧野洋平:株式会社ZOZO 分析本部 本部長。1981年生まれ。アクセンチュア株式会社を経て2017年にZOZOグループに参画。ZOZOテクノロジーズ分析部部長、アラタナ社外取締役を経て2019年より現職。ZOZOでは分析部門を立ち上げ、分析基盤・BIツールを構築するとともに、因果推論や機械学習などの分析手法を導入。社内のあらゆるビジネス部門
ZOZOは9月28日、同社が運営するファッションコーディネートアプリ 「WEAR」に、気になるアイテムと似た商品を自動でピックアップできる「類似アイテム検索」を実装した。子会社のZOZOテクノロジーズが技術開発した。 閲覧中のコーデ画像に使われているファッションアイテムの形・質感・色・柄などを基にAIが似た商品を検出し、一覧で表示する機能。 似た商品を検索する際「男性・女性・キッズ」から見たいアイテムを絞ることができるため、1枚のコーデ画像から大人と子供の商品をそれぞれ検索するといったことも可能だ。 「このコーデに使われている洋服が欲しいがどう検索すればいいか分からない」「似た柄や形の商品を見比べたい」といったニーズに応える。 同機能は、スマートフォン用WebブラウザのWEARで先行リリースしており、導入前と比べ、商品に興味を持つ人や購入する人の割合が約1.5倍に拡大したという。 関連記事
ニュース ファッションコーディネートアプリ「WEAR」調査第2弾 直近6年間の投稿データから、洋服の「丈」に関する流行の変化を明らかに ~ トップスは2極化、ボトムスは長めへと変化 〜 ZOZOグループが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」は、ZOZO研究所福岡の画像解析技術を活用し、直近6年間ユーザー投稿データを比較、ならびに女性ファッションの「丈」に関する流行の変化について調査を実施しましたので、お知らせします。 本調査は、2015年から2020年の各年6月1日から7月29日の期間において、登録性別が「女性」であるユーザー累計4,900名が投稿した、計34,250件のコーディネート画像を対象に実施いたしました。 今回調査研究を担ったZOZO研究所は、「ファッションを数値化する」をミッションに掲げる研究機関です。ZOZOグループが保有するファッションに関する膨大
ニュース ZOZO研究所、ZOZOTOWNのファッション推薦データとアルゴリズム研究開発基盤をオープンソースで公開 ZOZOグループの研究開発組織「ZOZO研究所」は、大規模ファッション推薦データと研究基盤となる「Open Bandit(※1)Data & Pipeline」をオープンソースとして公開しました。 現在、米中の少数の大企業によるデータと技術の占有により、外部の企業や技術者が同じ土俵で技術進歩に貢献することが難しいという懸念が強まっています。(※2) この問題に歯止めをかけ、日本企業からの積極的な技術貢献を目指すべく、ZOZOグループが保有する大規模データおよびソフトウェアパイプラインを公開する運びとなりました。今後、日本発のデータ技術のオープンイノベーションを促進するきっかけとなることを目指しています。 Open Bandit Dataは、ZOZOTOWN上での実際の推薦アル
男性用ジャケットで73サイズ、パンツで128サイズに対応する オンワードホールディングス(HD)は、ファッションEC(インターネット通販)サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するZOZOとジャケットとパンツのオーダーメイド販売で協業する。ZOZOが持つ体形データを生かして、購入者にぴったりのサイズの商品を手軽にオーダーメイドできるようにする。8月下旬から販売を開始し、5年後には100億円の売り上げを目指す。 ZOZOは全身採寸用の「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」から得た100万件以上の体形データを蓄積しており、ZOZOTOWNでは身長と体重を選択するだけで衣料品のサイズを推奨するサービス「マルチサイズ」を展開している。購入者は表示される多数のサイズの中から自分の好みなどに応じて商品を選ぶ。 オンワードHDは、ZOZOのマルチサイズサービスを使ってオーダーメイドブランド「KASH
こんにちは、基幹システム部BASEチームの横山です。 突然ですが、ちょうど1年程前に行われたZOZOバイト革命は覚えていますでしょうか?物流倉庫「ZOZOBASE」で一緒に働いてくれる仲間の2000人募集や、基本時給のUP等で少しだけ話題になりましたね。 今回は、そんなZOZOBASEの人材を管理する上で一助となる作業実績の集計自動化について紹介します。 はじめに ZOZOTOWNは独自の物流倉庫を保有しており、ブランド様からの商品入荷や保管、お客様への発送まで独自のシステムを用いて行っています。 一口に入荷から発送までと書きましたが、その中には多種多様な作業があり、現場で働く多くの方々に支えられております。このような物流倉庫の戦略を考える上で実績管理や人材管理はとても重要になります。 そんな実績の集計ですが、少し前までは人手で行われていました。それを自動化する際、どのような要件で設計・開
ニュース 「ZOZOMAT」の計測者数、100万人を突破! 足の3D計測データから分析した、 日本全国の「平均足型」と「足の平均サイズ」を初公開! ~ 靴の専門モール「ZOZOSHOES」のオープンから約3か月、ユーザーからは「かなりのフィット感」「履き心地良すぎ」など驚きのコメントも ~ ファッション通販サイト 「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市 代表取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)は、スマホで簡単に足の3Dサイズを計測できる「ZOZOMAT」の計測者数が、100万人を突破いたしました。これを機に、足の3D計測データから分析した日本全国の「平均足型」と「足の平均サイズ」を初公開いたします。また、実際に計測を経験したユーザーから多数寄せられた驚きのコメントもあわせてご紹介します。 「ZOZOMAT」は2月27日から順次発送を開始し、わずか3か月で計測者数が
〜 72万件におよぶユーザー投稿データから読み解く、人気急上昇カラーとは ~ ZOZOグループが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」は、ZOZO研究所 福岡の画像解析技術を活用し、「WEAR」の72万件におよぶユーザー投稿データから2020年春夏の着用カラー分析を実施しましたので、お知らせします。 本調査は、2020年2月1日~4月21日の期間において、登録性別が「女性」であるユーザー累計7,003名が投稿した計721,093件を対象に実施いたしました。 今回調査研究を担ったZOZO研究所は「ファッションを数値化する」をミッションに掲げる研究機関です。ZOZOグループが保有するファッションに関する膨大な情報資産を基に、ファッションを科学的に解明するための研究開発を行っています。 2020年春服はグリーンの着用率が急上昇 「WEAR」に投稿されたコーディネート画像に
「グリーンのTシャツを着て、Zoomのバーチャル背景機能を使えば家でもファッションが楽しめる」──ZOZOは5月22日、Web会議ツール「Zoom」のバーチャル背景機能を使ったデジタルファッションを提案する特設ページ「GREENBACK TEE COLLECTION 2020 presented by ZOZOTOWN」を公開した。 特設ページでは、Zoomのビデオ通話でグリーンバックを有効にしてTシャツのデザインを変更する方法の解説や、オリジナルのバーチャル素材を提供。数量限定でオリジナルロゴ入りのグリーンバックTシャツ「ZOZO GREENBACK TEE」も販売する。価格は2020円(税別、送料別)。 Zoomのグリーンバック機能を使うには、第6世代以降のIntel i5以上のプロセッサを搭載したPCなどが必要と案内している。スマートフォンには非対応。 販売するグリーンバックTシャツ
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