キリンビバレッジは2024年3月12日、AI(人工知能)を活用した自動販売機オペレーションの最適化サービス「Vendy(ベンディ)」を導入すると発表した。Vendyは同日、ソフトバンクが提供を開始したAIサービス。商品を補充するための最適な巡回ルート計画や、設置先に応じた商品ラインアップを策定する機能を持つ。 2024年10月から、キリンビバレッジのグループ会社が管理する全国約8万台の自販機に向けて順次導入を開始する。品切れによる機会損失の低減や訪問時間の短縮により、約1割の業務効率化と約5%の売り上げ増の効果を見込む。 導入に当たり、ソフトバンクとVendyの共同実証を進めた。2022年から2023年にかけて首都圏の自販機、約2000台を対象に売り上げや在庫などの販売実績データを学習させた。AIに基づいて設置先ごとの棚割りや巡回ルートを策定しVendyの機能を検証した。 ソフトバンクはキ
キリンビールの「キリン 氷結® 無糖」シリーズは余計な甘さのないスッキリしたおいしさと、フレーバー×度数の多彩なラインアップで好調に推移。今後の新フレーバー展開も予定し、無糖チューハイという新たなカテゴリーの創出を加速させる。 氷結® 無糖は23年キリンビールのチューハイで、「売上No. 1」※1 ※1 氷結® 無糖シリーズ23年年間出荷実績 2020年10月発売のキリンビール「キリン 氷結® 無糖 レモン」(7%・4%、後に9%を追加)は、無糖だからこそ味わえる果実味やスッキリとしたおいしさにより、お酒を好むユーザー中心に多くのトライアルを獲得しているブランドだ。 余計な甘さのないスッキリした味わいの「氷結® 無糖」シリーズは定番のレモン、グレープフルーツ、 シークヮーサーのほか、今後は新フレーバーも投入予定だ 22年10月には新フレーバーとして「キリン 氷結® 無糖 グレープフルーツ」
キリンホールディングスのグループ会社であるキリンビールはこれまで、新商品開発の際に顧客インタビューを実施してきた。集めた“顧客の声”を基に商品コンセプトを検討するのだが、インタビューにかかる時間は平均50時間。そのせいで開発期間が長期化する課題を抱えている。 そこで同社は、「キリン 氷結」ブランドをはじめとしたRTD(Ready to Drink:栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料)商品の新商品開発工程において、生成AIを活用して構築した「AIペルソナ」をマーケティングに導入する実証実験を始めた。 キリンの課題意識とは? キリンビールでは新商品を開発する際に「コンセプト仮説」を立てた後に顧客調査を実施するという手順を踏んでいる。 例えば、夏向けの商品開発をする場合、まずは過去のデータなどを基に社内で議論し、「かんきつ系」を押し出すといったコンセプトを仮定。そのコンセプトを実在する顧客に
キリンホールディングス(HD)はマーケティングリサーチの一環で、生成AI活用の道を探る。新商品開発の過程で生成AIを用い、アイデアに対して消費者がどんな反応を示すかを推測する。 「氷結」は2022年から好調が続いている。特に「無糖シリーズ」は23年の年間目標を前倒しで達成した 12月19日に発表した。フレーバーや無糖、ノンアルコールなどの商品バリエーションが多い「氷結」から検証を始める。実際の消費者を対象とした調査自体は残し、生成AIから得る擬似的な消費者の反応は、調査前の工数短縮や、商品案の精度向上に生かす。これまでは、開発担当者が過去の消費者データから想定される反応を抽出するなどの作業に平均50時間かかっていたという。 生成AIには過去3年分の消費者インタビューなどの定性データを学習させた。データは今後も順次追加する。活用する生成AIは複数社と同時に検証を進めており、キリンHDは「個別
2023年10月から実施された酒税改正。ビールが減税に、麦芽以外を主原料とした新ジャンル(いわゆる第三のビール)が増税となった。このタイミングを狙い、大手4社(アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ)は続々と新商品を投入。各社どのような策を練るのか。 2023年10月1日に、2回目となる酒税改正が行われた(写真はサントリーの資料から抜粋。この資料では1円未満は四捨五入して、「約」としている) ビールは約6円値下げ、新ジャンルは約9円値上げ 2020年、23年、26年の3回にわたって行われる酒税改正。今回23年の改正では、350ミリリットル換算で、ビールは70円から63.35円に減税、発泡酒は46.99円で据え置き、新ジャンル(いわゆる第三のビール)は37.8円から46.99円に増税、そして缶チューハイなどのRTD(蓋を開けてすぐに飲めるアルコール飲料)は28円で据え置きとなる。 ここで簡単に
サントリー「BAR Pomum(バー・ポームム)桃と紅茶」と、キリンビール「キリン 氷結 もも」のパッケージデザインを比較した。どちらもZ世代を中心とした若年層の開拓を狙っているが、バー・ポームムは「静かに心地よく楽しむ」、氷結は「明るくにぎやかに楽しむ」と、正反対のイメージを打ち出している。新ブランドのバー・ポームムと、老舗ブランドの氷結。消費者が選んだのは……。 若年層(20歳以上の飲酒可能な層)の酒類離れを受けて、各酒類メーカーではZ世代を中心とした若年層に向けて多様なアピールを展開。最近では、サントリーがZ世代を研究して開発した若者向けのRTD「BAR Pomum(バー・ポームム)」が話題になった。 今回は、そんなバー・ポームム(A)と、2023年3月にリニューアルした「キリン 氷結」(B)を比較した。 Aはサントリーが22年10月に全国発売。コンセプトは、「ぽーっとする時間」。心
HOMEニュースイベント【6/2-4 東京】キリンビール、イベント「HELLO CRAFT BEER WORLD」六本木ヒルズにて開催 キリンビールは6月2日から4日までビールイベント「HELLO CRAFT BEER WORLD」を東京・六本木ヒルズ ヒルズアリーナにて開催する。 同イベントでは、キリンビールが展開するタップ・ディスペンサー「タップ・マルシェ」のサービスで提携している国内13のブルワリーとともに、24種のビールを提供する。ビールの飲み方や食べ方を「グラスの色味・飲用シーン・ブルワリーのストーリー」の3つの切り口で提案する。飲み比べができるテイスティングセットやビールと料理を合わせて楽しむ「フードペアリング」体験なども実施する。 13の参加ブルワリーは、世嬉の一酒造(いわて蔵ビール)、木内酒造1823(常陸野ネストビール)、石川酒造(TOKYO BLUES)、ヤッホーブルー
キリンビールが地方のクラフトビールのブルワリー(ビール醸造所)の支援に乗り出している。小規模経営が多く、醸造ノウハウは乏しい。かつてのブームでは流行の一方で低品質のビールが横行し、消費者離れにつながった。新型コロナウイルス禍下で補助金を活用し参入する企業が増える中、技術をあえて公開し、市場の活性化に結びつけようとしている。 「この数値が低いのはどうしてでしょうか」 2023年3月24日、キリンビール仙台工場(仙台市)にイシノマキホップワークス(宮城県石巻市)や世嬉の一酒造(岩手県一関市)など東北地方の13ブルワリーが集まり、つくったビールについて議論を交わした。この日は同じ原料を使い「酵母が醸すフルーティーな香りとオレンジピールの爽快感、コリアンダーのスパイシーな味わいが調和した一杯」をコンセプトに、各ブルワリーがビールをつくって持ち寄りテイスティングした。 同じ原料やコンセプトでつくった
北海道・日本ハムファイターズの新たな本拠地となる球場「エスコンフィールド HOKKAIDO(以下、エスコンフィールド)」内に、ビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール(以下、そらとしば)」が3月30日にオープンします。球場のセンターバックスクリーンの位置にあり、球場の雰囲気を間近に感じながらビールと料理を味わうことができるレストランです。運営は「よなよなエール」や「水曜日のネコ」などのビールで知られるヤッホーブルーイングです。今回は3月6日に行われた内覧会で、現地を訪れた際の様子をお伝えします。 北海道ボールパークFビレッジ・エスコンフィールド 北海道ボールパークFビレッジ(以下、Fビレッジ)は、北海道・北広島市に位置する32万㎡もの広大な敷地に広がる街のような空間です。球場「エスコンフィールド HOKKAIDO」を中心に、宿泊施設、レストラン、商業施設、認定こども園などが整
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